幼馴染みとメイド喫茶?
「カップル様、ご来店で~す」
そう言われ、中に入るとメイドが何人かいた。
大体のメイド喫茶は11時に開店しているのだが、この店は八時半すぎから開店していた。
商魂を感じる。
「いらっしゃい、ただいま誰もいないのですぐにご案内出来ますが、ご指定のメイドはいらっしゃいますか?」
「紅羽はどうする?」
「わぁ~、紅羽ちゃんっていいうですか!? 私も紅羽っていうんですよ~」
「え、ぐうぜ~ん!!」
なんか波長が合ってる。
どことなく紅羽に似ていた。
少し大人になった紅羽といった感じだった。
「高校生?」
「はい、高校生です!!」
「うわ~、懐かしいな~!! 彼氏さんの名前はなんていうの?」
「誠一っていいます」
彼氏じゃないと言いたいが、カップルで来店しているので嘘だと言えない状況だ。
「誠一君ね、二人とも呼び方に指定はあるかな?」
この人、紅羽に似た波動を感じる。
絶対学生時代紅羽の様に人気を博していたに違いない。
コミュ力がやばい。
「どうする?」
「僕に聞くな、初めてなんだぞ」
「え、常連じゃないの!?」
「なわけないだろ」
「じゃあ、どうしよう」
「なら、私の好きな呼び方でもいいかな?」
「私は構いませんけど、一応聞いてもいいですか?」
紅羽がそう言うと、メイド紅羽さんはコホンと咳ばらいをする。
「誠一殿、紅羽殿」
なるほど、くノ一風の感じか。
「そんな呼び方、メニューにないに決まってんだろ」
そう言って近くに来ていた男性が、トレイで紅羽さんを叩く。
「ふっふっふ……新しい扉を開けそうだ」
紅羽さんがそう言うと、男性は呆れたような顔で彼女を見ている。
「新しい扉というか、お前の趣味だろ」
「悪いか!!」
「悪いわ!!」
「いい加減にしなさい、朝から何やってんの」
そう言うと、黒髪メガネのお姉さんがやってきた。
「ごめんなさい、この二人いつもこうで……席はどうする?」
「あ、テーブルでお願いします」
そう言って夕実と書かれた札のお姉さんに案内される。
「ご指名はどうなさいましたか?」
視線を向けるが、まだ二人は喧嘩して睨み合っている。
「少し失礼しますね」
笑顔の奥が怖い。
まるで笑っていない。
そう言って夕実さんは二人の方へ行くと、二人は夕実さんの顔を見るなり青ざめると、三人で部屋の奥へ消えていく。
「翠、お願い」
「は~い」
そう言ってまた別の店員が対応に来た。
何故か気怠そうだったが。
「ご注文はどうなさいますか?」
「じゃあ、モーニングお願いします」
「はいよ~、ドリンクはどうなさいますか?」
「じゃあ、メイド特製コーヒーで」
「了解しました、少々お待ちください」
そう言うと、翠という定員は入るのを伺っている。
きっとあの夕実って人の説教中なのだろう。
なんというか個性的な店だなと思った。
今回のお話はいかがでしたでしょうか?
続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。
これも試練ですね!!
本日二度目の投稿です!!
どうか見てくださると、嬉しいです
今回も表現について何かあれば指摘してください。
まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!
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け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。
まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。
それではまた次回、よろしくお願いします。