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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
81/229

幼馴染み妹の隠し事

 恥ずかしい……。

 今、僕は幼馴染でかつて告白した紅羽と手を繋いでいる。

 

「もうよくないか?」

「なんで?」

「その、恥ずかしい……」

「私と手を繋ぐのが恥ずかしいっていうの!?」


 そうだよ、恥ずかしいよ!!

 だってこんな可愛い幼馴染みと手を繋いで外を歩くなんて周りの視線が痛すぎる。


「そうじゃないけど、やっぱり人前で男女が手を繋ぐっていうのは……」


 男女というか紅羽が可愛いので僕みたいな普通の男が隣にいて視線が痛すぎるので今すぐにでも話したいが、心の中では離したくない自分がいる。


「仕方ないか、わかった」


 そう言って紅羽は手を離す。

 

「それじゃ、次は付き合った時だね」


 彼女は笑顔でそう言った。

 その笑顔は狡い。

 

「照れてる?」


 こちらを見て悪戯っぽく笑いながらそう言い放った。


「照れてない」

「ほんとかな~」

「しつこいな」

「あははっ」


 そう言いながらふらふら歩いていくと、僕達はいつもの湖が見える場所に腰かける。


「昼に来るのは久しぶりかも」

「確かに」


 いつもは夜の光が反射して綺麗な湖が、鴨などの色んな鳥がいて明るい光が水のさざ波に反射する光景はいつもの夜の感じと違い新鮮な感じがした。


「こういうのもいいね」


 紅羽のその表情は清々しいように見えた。

 

「今日はありがと、付き合ってくれて」

「約束だからな」

「確かに誠一の言う通り、こういうのもたまにはありかな」

「そうだろ、いいもんだ」

「まぁ、誠一はずっとこんな感じだという事がわかったけど」

「人を自堕落みたいに言うのやめてくれないか?」

「誰もそんなこと言ってないよ~、廃人だとは思ってるけど」


 そっちの方が酷くないか?

 正直、自堕落より廃人の方が酷い気がする。

 

「ひでぇ~」

「ま、少しは何かに打ち込んだ方が良いよ」

「じゃあ、ゲームに打ち込むか」

「プロゲーマーとか?」

「それは厳しいかな、美優ちゃんならいけそうだけど」


 ゲームは楽しいからやっているだけで、それを職業にしようだなんて思っていない。

 遊びでなくなるのは、面白くない。

 プロとはそういう世界だ。

 スポーツをやってきたからわかる。

 楽しくやれる範囲では上には行けない。

 悩み苦しみ、そして好きでなければ続けることは出来ない。

 ゲームは確かに好きだが、苦しんでまでやりたくはない。

 だから、大前提として僕は向いていないのだ。


「確かに、美優最近よくそういう大会出てるみたい」

「え、そうなの?」


 初耳だった。

 

「うん、予選で負けちゃって凄く怒ってる」

「そっか、美優ちゃんが……」

「あ、でも今度の大会予選突破して本選出れたとかで、日本橋に行くらしいよ」

「え、凄」

「しかも優勝したら賞金が出るって張り切ってた」

「そうなんだ、本選っていつ?」

「6月3日」

「それって」


 チケットの最終日だ。

 

「チケット最終日……全く何考えてんだか」

「全くだね」

「ねぇ、誠一」

「うん、わかってる」


 そう言って僕らはある作戦を決行することにした。 

今回のお話はいかがでしたでしょうか?


 続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。

 これも試練ですね!!



 今回も表現について何かあれば指摘してください。

 まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!

 

 ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。

 け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。

 

 まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。

 それではまた次回、よろしくお願いします。

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