幼馴染みと飲み物チョイス
「ほい、ジュースはこれでよかったか?」
「お……メロンパンにメロンジュースはおかしくない? 甘ったるすぎ~」
「文句があるならいらんな」
そう言っている隙に、もう一方のオレンジジュースを奪われる。
「いただき~」
そう言って彼女はオレンジジュースを開けると、口をつける。
元々僕はメロンジュースを飲むつもりだったので別にいいけど。
それにしても、このメロンジュースクソ甘ったるいな。
自分で買っておいてなんだが、これは失敗だ。
甘すぎて余計に喉が渇くくらい甘すぎた。
「美味しい?」
「この顔見てそう美味しそうに見えるか?」
「そんなに不味いの? 飲んでみたいかも」
「やめておけ、胃もたれ起こすぞ」
今まさに気持ち悪くて胃もたれしている所だ。
「いいじゃん、頂戴よ」
僕からメロンジュースを奪うと、口に含む。
「うわ、これ甘すぎるわ」
うへぇ~っと舌を出しながら不味そうにする紅羽。
だから言ったのに……。
「返す」
ペットボトルの蓋を占めると僕に返してきた。
これ以上飲むと、恐らく吐くので僕は違う飲み物を買いに行った。
お茶にするか……。
まだ甘さが口と胃の中を冒しているので、甘くない物が飲みたかった。
そう思いながら、彼女の元へ戻ると紅羽のいた所に三人の大学生くらいの男性がいた。
ナンパか……。
彼女の元へ行く。
「彼女に何か用ですか?」
「なんだ、お前」
「このこの彼氏ですが?」
紅羽には悪いが、こういうのが手っ取り早かった。
大抵の奴にはこういえば引き下がる。
「お前が? この子の? 釣り合ってないわ~」
大きなお世話じゃ!!
紅羽に釣り合っていないのは百も承知だ。
だけど、お前たらもそこまで言えた感じじゃないだろ!!
イケメンに言われるならまだしも、同じく陰キャっぽい大学デビューっぽい奴に言われると以上に腹立つ。
あと、その服装似合ってないからな!!
見た感じ、完全にイケてるというよりは無理している感があり完全に面白集団だ。
「紅羽、歩ける?」
「う、うん」
「それじゃあ、僕達は失礼します」
そう言って僕は紅羽の手を握り歩き出す。
しばらく歩き、公園から離れた場所で彼女の手を離す。
「ふぅ……」
「ありがと、誠一」
「なに、もう慣れっこさ」
紅羽の表情を見ると、少し頬を赤らめているように感じた。
「それでも、助けてくれてありがと」
そう言うと、彼女は僕の手を握ってくる。
「もう、恋人のフリはいいぞ」
「ううん、私が繋ぎたいの……駄目?」
その目は狡い……潤んだ瞳で上目遣いで言われたら断れるわけないじゃないか。
僕が彼女の手を握り返すと、彼女はふふっっと嬉しそうな表情を浮かべる。
そして僕は彼女と手を繋ぎながらもう少し公園内で散歩することにした。
今回のお話はいかがでしたでしょうか?
続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。
これも試練ですね!!
今回も表現について何かあれば指摘してください。
まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!
ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。
け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。
まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。
それではまた次回、よろしくお願いします。




