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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
79/229

幼馴染みの喜怒

 僕は準備をして下に降りると、紅羽は両親に囲まれていた。


「お待たせ、行こうか」

「う、うん!!」


 そういうと、僕達は家を出る。

 エインに行く予定だったが、今日は特に人が多い休日なので人混みではなく公園で散歩をすることにした。

 紅羽はこちらをじっと見つめてくる。


「なんだよ」

「な、何でもないよ」


 そう言いながら、僕の方をじっと見つめてくる。

 何か言ってほしそうな顔だった。


「それにしても、こうやって私服で歩くの久しぶりかも」

「そうだな、卒業以来紅羽はスポーツで頭一杯だったもんな」

「人をスポーツ馬鹿みたいに言わないでくれる?」

 

 ぷ~っと頬を膨らませながら、こちらを見てくる。

 その姿が酷く、愛らしい。


「何よ」

「いや、別に……」


 僕がじっと見ていたのか、じっとりとした瞳で見てくる。

 その姿もかなり可愛い。

 

「誠一、何か言う事はないの?」

「何かって?」

「今日の私、何か違わない?」


 違う所……服装くらいか……。


「紅羽の服装いつもと違うな」

「それだけ?」

「それだけだが?」

 

 正直、服装が超絶可愛いということ以外は何も違わない気がする。

 

「~~~~~」

「何か言ったか?」

「何でもない!!」


 そう言うと、紅羽は頬を膨らませプィッとソッポを向く。

 どうやらご機嫌を損ねてしまったようだ。


「紅羽」

「……」

「おい紅羽」

「……」

「お~い、紅羽~」


 何をしても一言も口を開かない。

 何にそこまで怒っているのか皆目見当もつかない。


「……」


 そう思っていると、いつものパン屋につく。

 こうなったら、これをかって機嫌を取るしかない。


「ちょっとここで休憩しないか?」


 僕の言葉に紅羽はコクリと頷く。

 あらかじめ鞄にタオルを二つ持っていたので、椅子に敷く。


「お、気が利くね」

「せっかくの綺麗な服、汚しちゃもったいないだろ」


 見たところ、新品っぽいし彼女も汚したくないはずだ。

 そう思って持ってきたのだが、当の本人は顔をポカンとこっちを見ている。


「なんだよ」

「あ、いや……誠一って、変な所で気を遣うよね」


 変な所ってなんだよ。

 至って普通の気づかいだと思うのだが。


「ま、じゃあお言葉に甘えて使わせてもらうね」


 そう言うと、紅羽は敷いたタオルの上に腰かける。


「~~~♪♪」


 いつの間にか機嫌が良くなっている。

 まぁ、メロンパンを買わずに済んだが、わからないものだ。 

 先程まで機嫌が悪かった紅羽が急によくなったのが、本当にわからなかった。


「私、メロンパン食べたい」


 結局食うんかい!!

 彼女の言い方は買って来いと言わんばかりだった。


「他には?」

「ううん、メロンパンだけでいいよ」

「わかった」


 そう言って僕はパン屋に向かうのだった。

今回のお話はいかがでしたでしょうか?


 続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。

 これも試練ですね!!



 今回も表現について何かあれば指摘してください。

 まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!

 

 ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。

 け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。

 

 まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。

 それではまた次回、よろしくお願いします。

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