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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
69/229

幼馴染みは追い込みすぎる


「はぁ……はぁ……」

「誠一、美優おそいよ~」


 今、僕達は運動不足という事で紅羽のスパルタ運動に付き合わされている。

 

「おま、距離考えろよ」

「美優、はやくきなさ~い」

「どうして……私まで……はぁ……はぁ……」

「美優が最近太ったって嘆いてたから」

「なんで……お兄ちゃんが……いる前で……言うかな……」


 そう言って疲れながらも、恨めしそうに彼女を睨みつける。

 美優ちゃん、見た限りそんなに太ってない気がするけど。

 運動不足ではあるが、見た目は初めてあった時と大して変わらない気がする。


「少し休憩したら、この坂ダッシュ十本行くよ」

「「鬼か!!」」


 ほぼ引きこもり状態の僕にそれは何というか地獄という他なかった。


「せめて五本に」

「大丈夫だよ、前はいけたんだから」


 鬼かこいつは。


「はい、休憩おしまい……一本目行くよ、ほら準備して」

「もう少し休憩を……」

「こういう時に追い込むんだよ」

「どこのドМだ」


 そう言って彼女が合図すると同時に僕達は坂を駆け上がる。

 そうして時間が過ぎ、ようやく筋トレという名の地獄から解放される。


「それじゃ誠一、タイム測定お願い」

「まだやるのか? 怪我するぞ」


 正直、紅羽は追い込みすぎている気がする。

 部活動でも練習でやっているはずなのに、休みの日までやっているのは彼女の身体が心配だった。


「大丈夫だから、お願い」

「いい加減にしなよ、お姉ちゃん」


 美優ちゃんが珍しく彼女に向かって厳しい声で言っている。


「お姉ちゃん、最近自主練とかしすぎ……そのうち怪我するよ?」

「私の身体は丈夫だし」

「そういう問題じゃないの、やりすぎてもし怪我したらそれも無駄になるんだよ?」


 美優ちゃんのいう通り、努力とは怪我無くして成立するもの……怪我をしてしまっては二歩進んで十歩、否下手したらゼロになる可能性だってあるのだ。


「大丈夫だって」

「今日はもう終わり」

「僕もそれがいいと思う」


 彼女は少し頑張りすぎだ。

 元から彼女は頑張り屋だが、少し焦っているように思えてならない。

 今度、先輩に聞いてみるか。

 恐らくだが、きっと部長さんは知らないだろう。

 

 次の日、聞いてみたら案の定というかなんというか月島先輩は最近詰め込みすぎて心配だったようで紅羽に自主練を禁止していた。


「そうか、やっぱり……すまないが、君からも少し話してくれないか? あのままだと今はまだ大丈夫かもしれないがいつか壊れる」

「わかっています」


 しかし、紅羽をどうするべきか?

 彼女はこうと決めたら絶対にする子だ。

 少し可哀想だが、彼女にはこうするしかない。

 

「僕から提案があります」


 そう言って僕は月島先輩に提案を持ち掛けた。


「」


 

 

 

今回のお話はいかがでしたでしょうか?


 続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。

 これも試練ですね!!

 

 今回も表現について何かあれば指摘してください。

 まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!

 

 ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。

 け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。

 

 まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。

 それではまた次回、よろしくお願いします。

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