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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
59/229

幼馴染み妹の仕返し

 

試合会場は暫くして他の応援や選手を含め、人が多くなっていた。


「奥じゃなくてよかった~」


 先輩たちは、本部受付の方を見てそう言った。 

 比較的ここは遠いこともあってか、そんなに人が集まることはない。 

 僕の方も向こうじゃなくてよかった。

 男子と試合日が別なので、留守番をするにしてもあそこにいるのは流石に気が引ける。

 

「それじゃ、試合組はアップで応援組はここで待機ね。 中村君はゆっくりしてて」

「それじゃ、行ってくるね」

「おう、行ってこい」


 そう言って紅羽達はアップをしに出ていく。


「ねね、紅羽ちゃんとはどういう関係!?」

「どうもこうも、ここに来るっていう事はそういう事でしょ!!」

 

 そう言って待機組の女子たちが僕にそう言いながら、キャッキャしている。


「でもでも、この二人付き合ってないって聞いたよ?」

「え、それじゃ」


 聞こえてますよ、皆さん。

 皆が盛り上がっている中で美優ちゃんの方を見る。

 美優ちゃんはスマホを弄ってゲームをしていた。


「何のゲームしてるの?」


 彼女の隣に座り、そう言うと美優ちゃんは僕にもたれ掛かってくる。


「これ」


 僕といつもやっているオンラインゲームだった。


「そう言えば、この子……」

「うん、紅羽の妹の美優ちゃん、ほら美優ちゃんも挨拶して」

「よろしくお願いしま~す」


 ゲームに視線を動かさず、そう言った。

 僕はスマホを取り上げる。


「何!?」

「きちんと挨拶しなさい」


 この子はこういう所があるから、部活内でもよく他の部員とも衝突していた。

 部活をやめた件も恐らく、紅羽が居なくなったことで仲介する役割が無くなって居づらくなったのだろう。

 僕の言葉に彼女は不満そうにしながらも、皆の方を向く。


「お姉ちゃんの妹の美優です」

「可愛い~、流石紅羽の妹!!」

「むくれた顔いいわ~」


 何とか気に入ってもらえたようだ。

 美優ちゃんは不服そうだけど。

 美優ちゃんは部員たちにもみくちゃにされながら、こっちを見ている。

 その目には、「後で覚えとけよ」といった感じだった。

 彼女のためにやったというのに何とも理不尽である。


「妹ちゃん、紅羽と中村君はどんな感じ?」

「う~ん、お兄ちゃんはお姉ちゃんより、私の方が好きだから」


 この子は何を言ってるのだろうか?


「それって……」


 瞬間、皆僕の方を見ながら少し距離を取る。


「お兄ちゃん、毎晩夜も寝かせてくれないの」


 ……あ、言っている意味が分かったが、端から見ればその発言は完全一発アウトだ。

 更に女子達は下がっていく。

 

「美優ちゃん、怒るよ?」

「事実じゃない」

「言い方に語弊ありまくりだ、ゲームを毎晩しているだけだろ? それに毎回寝ようとして寝かせようとしないのは美優ちゃんだろ」


 紅羽が止めに来るまで彼女はゲームをするので、紅羽が疲れて早く熟睡したときは朝までやらされた記憶がある。

 付き合う僕も僕だが。


「な、なんだ……」


 皆はほっと胸を撫でおろす。

 僕の風評被害もどうにか回復できたようだ。

 

 そう言うと、皆談笑していると紅羽達がアップから戻ってきた。

今回のお話はいかがでしたでしょうか?


 続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。

 これも試練ですね!!

 今回も表現について何かあれば指摘してください。

 まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!

 

 ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。

 け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。

 

 まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。

 それではまた次回、よろしくお願いします。

 

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