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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
58/229

幼馴染みの試合


「おはよう」


 目を覚ますと、美優ちゃんが僕のベッドに潜り込んでこちらに顔を覗かせていた。

 日付は五月五日、今日は紅羽の試合を見に行く日だ。 


「……なんでいるの?」


 そう問いかけたが、彼女はニヤッと悪戯っぽく笑うだけで何も答えない。

 

「美優~、誠一は起き……」


 扉を開けてこちらと目が合うと、互いに時が止まったかのように硬まった。

 そうして紅羽の目を見ると、少しずつ眼の光が消えていく。

 これがハイライトオフという現象か。

 そんなこと言ってる場合じゃない!!


 とにかく弁明をしなければ。


「紅羽、これはその……」


 言おうとする僕をよそに彼女はそっと扉を閉じる。

 その光景は無言という事もあり、とてもくるものがあった。


「にしし」


 美優ちゃんはしてやったり顔をしている。

 僕、君に何かした?

 悪戯にしても質が悪すぎる。


「美優ちゃん、性格悪い」

「うん、知ってる~」


 嫌味を平然と返す彼女の心臓は毛が生えているに違いない。


「それより、今日はお姉ちゃんの試合だから早く起きてよ~」

「わかってる、だけど現地集合でって話だったはずだけど?」


 そう、今日は彼女の本選の試合の日だ。


「一緒に行ってあげなよ、お姉ちゃん昨日緊張してたんだから」


 そう言うと、彼女は「ご飯できてるから早く支度してよ~」と言って部屋を出ていく。

 時間は、大丈夫そうか。

 集合時間は会話の中で聞いているので、三十分ほどで支度と食事を済ませなければならない。


 顔を洗い、歯を磨いて着替えると食卓へ向かう。


「遅いよ、ご飯できてる」

「わざわざ作らなくてもよかったのに」


 正直、行く途中のコンビニで済ませようと思っていたのだ。

 そう言うと、彼女は不満そうな顔で僕を見る。

 しまった、僕の悪い癖が出てしまった。

 せっかく作ってもらったのに、その言い方は自分でも最低だと思う。


「ごめん」

「早く食べて、時間無いんだから」


 あって早々怒らせてしまった。

 これは僕が悪いのだが。

 美優ちゃんも、呆れたように僕を見てくる。

 そんな目で見ないでくれよ。


 僕は気まずい雰囲気のまま食事を済ませると、会場へ向かった。

 そして会場に着くと、この前より人が圧倒的に多かった。


「うわ~、席取れるかな~」


 人が多いので、拠点を確保するのは難しいだろう。


「出遅れたな~、どうしよう」


 そう言って彼女はどこか空いていないか探すが、空いていたのは受付からめちゃくちゃ遠い所だった。

 何とか確保できたが、定期的にチェックしに行かないといけない。


「確保できただけでよしか~」


 そう言って紅羽の部活仲間と共にシートを敷いたり、準備を進めるのだった。

 今回のお話はいかがでしたでしょうか?


 続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。

 これも試練ですね!!

 今回も表現について何かあれば指摘してください。

 まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!

 

 ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。

 け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。

 

 まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。

 それではまた次回、よろしくお願いします。

 

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