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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
55/229

幼馴染み妹の呼び出し

「お疲れさまでした」


 そう言って僕は倉庫の短期バイト先を出て携帯を見ると美優ちゃんから電話がかかってきていたので折り返し電話をする。


「バイト乙~、この後暇かな?」

「言い方やめなさい、この後は用事は特にないよ」


 まるで社畜乙~みたいな言い方だったのでそう言うと、美優ちゃんと誰かの笑い声が聞こえる。


「だったら、この後私達に時間頂戴」

「誰かいるのか?」

「うん、凪ちゃん」

「こんにちは、お兄様」

「お兄様はやめてくれ、なんだかむず痒い」


 正直、その言葉は万病に効くが、外でそう言われたら恥ずかしくて死ぬ。


「じゃあ、誠一さん?」

「誠一でいいよ」

「わかりました、誠一お兄様」


 わかってない、お兄様を外せと言ってるのに余計に面倒な呼び名になってしまった。


「どこか行くのか?」

「うん、私達これから買い物に行くんだけど、荷物持ちをお願い」


 つい先日の謝罪は何処へやら、さっそく僕に遠慮がなくなってきたぞこの子。

 

「僕、仕事で疲れてるんだけど?」

「そこを何とか!!」

「お願いします!!」

「……わかったよ」


 美優ちゃんの頼みなら断るが、相沢さんの頼みだし今回だけ引き受けることにした。

 

「さっすがお兄ちゃん、愛してるぅ~!!」

「ありがとうございます」

「今から向かうから、どこに向かえばいい?」

「今、凪ちゃんの家だから最寄り駅でいい?」

「わかった、今から電車に乗るから十五分くらいで着くから」

「わかった~」


 そう言って僕は電話を切り、彼女達の待つ場所へ向かった。


-------------------


「あ、お兄ちゃ~ん」


 僕が駅に着き、改札口へ向かうと美優ちゃんはこちらの方にピョンピョンというに相応しいくらい跳ねながら、大きく手を振ってくる。

 横ではしゃぐ美優ちゃんと対称的に、相沢さんが小さく手を振っている。

 

「それで、どこ行くの?」

「エイン」

「もしかして、歩いていく気?」


 ここから行くにはエインは少し遠い。

 電車で行けば十分だが、歩いていくと4・50分かかるのだ。


「中学生の金銭事情は劣悪なんだよ、それともお兄ちゃんが出してくれるの?」

「少し歩くけど、大丈夫?」

「あ、はい私は大丈夫です」

「それじゃあ、行くか」


 相沢さんが大丈夫ならいいか。 


「私には聞かないの?」

「え?」

「私には聞かないの?」


 聞き流そうとしたが、もう一度聞いてきやがった。


「美優ちゃんはいけそうかな?」

「なんか言い方が腹立つ」


 そう言うと、彼女は風船のように頬を膨らませながら非難の声を上げる。

 そんなことを言いながら、僕達はエインに向かうのだった。

 

今回の作品はいかがでしたでしょうか?


 最近、更新ペース遅くなり、申し訳ありません。

 もう少し早くできたらいいのですが、その場で浮かばないと書けない部分があったり表現方法を考えながらやると、どうしても遅くなってしまいます。

 どうしたらよいのでしょう?


 なるべく毎日投稿をと考えていますが、誠心誠意書かせていただきたいため、少し不定期になりますが、最低でも二日に一回は投稿する予定です。

 遅くなる場合もありますが、どうか応援よろしくお願いします


 もっとこうしたらいいとか、参考に感想を書いていただけると随時検討させていただきますのでどぉんどんお待ちしてます!!


 多数問題があるでしょうが、少しずつ直していきますので皆さん応援よろしくお願いします!!


 よろしければ、ブクマや評価とレビュー?というものをしていただけると励みになりますので、どうかよろしくお願いします。

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