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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
51/228

日和と作戦会議

「他には何かないか?」

「他にか、う~ん」


 彼女は考え込んでいると、何かを思いついた顔をする。


「これは、紅羽に聞いた話なんだけど」


 彼女は左右を見渡すと、僕に顔を近づけてくる。


「最近、誰かにつけられている気がするって言ってた」

「つけられてる?」

「うん、駅から電車に乗るまでなんだけど、誰かに見られてる気がするって言ってた」


 ストーカー?

 否、ストーカーなら家まで着いてくるはずだ。

 ……僕がいるから?

 それなら、一緒に帰っているときもそんな気がするはずだ。


「誠一君がいる時は何ともないんだけど、部活の子と帰るときは感じるんだって」


 っという事は、僕がいない時を狙って着けてるのか?

 このクラスの人物?

 いや、基本放課後以外は基本紅羽と話すことはない。

 それに、放課後話しているときは、大抵僕と教室で二人きりなのだ。


 僕の知っている奴?

 

 それもあり得ない。

 自分で言ってて悲しくなるが、男友達と言える奴は悪友の海斗くらいだ。

 考えるが、一向に心当たりがない。


「ストーカーかな?」

「どうだろう? 紅羽はモテるし、ありそうだけど」

「だよな、どうしたものか」


 僕がいる場合だと出てこないので、きっとある程度僕の行動を把握している奴だろう。


「それなら、私協力するよ」

「協力?」

「うん、私が家まで送っている間にまたいるって紅羽が感じたら、私が君に連絡して犯人を見つけてもらうの」

 

 確かにそれなら、あらかじめルートではっておいて犯人を見つけることも可能だが、日和に危険が及ぶ可能性もある。


「それは、流石に日和も危ないよ」

「大丈夫、私結構強いよ?」


 そう言うと、彼女は僕の前に拳を突き出す。

 勢いのある拳にびっくりした。


「私、空手やってたからね」


 その言葉に納得がいくほどの切れのある拳だった。


「危ないよ」

「まだいうなら、一発喰らってみる?」


 それ喰らったら病院送りなのでは?


「友達の悩みだもん、解決してあげたいよ」


 これ以上、何を言ったとしても彼女は引かないだろう。

 覚悟の上、言っているのが伝わってくる。


 海斗も連れて行けば、大丈夫か。


「わかった、だけど日和は向こうが何かしてこない限り、決して手を出さず合流地点まで誘導すること、いい?」

「了解であります」


 彼女はぴしっと指をまっすぐにして敬礼する。

 今日は決行しない方が良い。

 日和と話しているからだ。


 ここで紅羽が日和と帰れば、彼女も警戒の対象になり危険が及ぶだろう。


「この話は、また連絡するよ」

「わかった」


 そう言うと、彼女は肘をつき、僕の目をじっと見つめる。


「なんだよ」

「うん? 見てるだけだけど?」


 そう言って彼女は首を少し横に傾ける。


「駄目?」


 彼女はそう言って悪戯っぽい笑顔で僕を見つめてくる。


「もしかして照れてる?」

「そ、そんなことは……」


 あります、はい。 

 誰だって、真っすぐ見つめられたら恥ずかしくなるはずだ。


「ならこっち見てよ」


 そう言われ、彼女の方を見る。

 夕日に照らされた教室に悪戯っぽい顔で見る彼女は、漫画やアニメで見るシチュエーションそっくりだった。

 




 


 今回のお話はいかがでしたでしょうか?


 自分的には少し迷走してる感が否めません。

 おかしな点がないかなって思えば思う程、訳が分からなくなってきます。


 今回も表現についておかしな点があるかもです。

 指摘してください。

 まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!

 

 ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。

 け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。

 

 まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。

 それではまた次回、よろしくお願いします。

 

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