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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
50/229

幼馴染みの笑顔と問題

「ねぇ、美優とデートしてたって本当?」


 ある日の放課後、いつもの肘をついて「いつ告白してくるの?」ではなく、こんなことを言ってきた。

 いつもの笑顔の表情ではあるのに、どこか圧を感じた。


「デートじゃないよ、相沢さんと美優ちゃんで日本橋に行きたいっていうから連れて行っただけだよ」

「あ~、凪咲ちゃん? あの子もいたんだ、へぇ~」


 やけに言い方が鬱陶しい。

 

「言いたいことがあるなら言いなさい」

「別に~、何にもないよ~?」

「怒るぞ?」

「怒りたいのはこっちなんだけど?」

「何の話だ?」


 紅羽が怒る理由がわからない。

 だってそうだろう?

 幼馴染の妹と、その友人(A)と遊びに行っただけなのだ。


「……馬鹿」

「馬鹿とはなんだ、馬鹿とは」


 横を向いて唇を尖らせながら、行ってくる彼女にそう言い返すと僕の机から離れて鞄を持って出ていく。

 

「ば~か」

 

 そう言って彼女は教室に出ていく。

 すれ違いに海斗が入ってくる。


「ば~か」


 紅羽の方を見て入ってくると、呆れたようにこちらに言い放ってくる。


「なんだよ、お前まで」 

「なんか言いたくなった」

「お前の気分で僕の心を傷つけにかかるんじゃない」

「っていうか、お前、何した?」

「いや、僕にもさっぱり」


 正直、僕にもさっぱりだ。

 彼女が怒っている理由がわからなかった。


「なぁ、海斗」

「うん?」

「女の子と遊びに行くことっていけない事なのか?」

「ほう、詳しく」


 先程言われた事と僕が答えた事を海斗に伝える。


「そりゃ怒るわ」


 海斗はそう言うと、深く溜息を吐き呆れたようにこちらを見てくる。

 怒るところあったか?


「お前が逆の立場だったら、どうだ?」


 逆の立場だったら……。


「……別にいいんじゃないか?」

「おまっ、マジで言ってんのか?」

「別に遊ぶくらいいいんじゃないか?」


 こいつが驚いている意味が解らん。

 遊ぶのに何の問題があるのだろうか? 


「……そうか、じゃあ俺バイトだから」

「おう、またな」


 そう言って海斗は教室を出ていく。

 静かな教室、先程まで賑やかだったのが、時間が経つとこうも静かになるものだ。

 教室には誰もいない。

 静かなせいからか、青春の掛け声が遠くからなのに聞こえてくる。


 静かな空間、それが僕にとってはある種の特別感に浸らせてくれる。


「お、誠一だ」

「日和か、こんな時間にいるなんて珍しいな」

「うん、ちょっと用事でね」

「そっか」


 そうだ、紅羽について何か知っていないか、聞いてみよう。


「なぁ、紅羽に最近変わったことはないか?」

「変わった事?」

「困っている事とか」

「あ~、最近男子部の部員に告白されたらしいから、それじゃない?」

「告白?」

「うん、だって紅羽モテるもん」


 いや、問題はそこじゃない。

 告白されるのは彼女が可愛いので日常茶飯事だ。

 問題は、そんな事で紅羽があんなに落ち込むかという問題だ。


 今回のお話はいかがでしたでしょうか?

 自分的には後半少しおかしいかなっと思いながら書いてました。

 もしかしたら後半改編して無くすかもです。

 

 今回も表現についておかしな点があるかもです。

 指摘してください。

 まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!

 

 ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。

 け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。

 

 まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。

 それではまた次回、よろしくお願いします。

 

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