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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
49/229

楽しい時間は終わり

「送ってくださってありがとうございます」


 僕と美優ちゃんは相沢さんを家まで送っている。


「それじゃ、凪ちゃん、また明日学校でね」

「うん、また明日」


 そう言うと、彼女は家に入っていく。

 それを見送ると、僕達は自分の家に歩き出す。


「それにしても、本当にここは暗いね」

「そうだね」


 等間隔に街頭はあるものの、人通りの少ないうえに明かりもこの街頭と並んでいる家の明かりのみだ。

 

「今日はありがとうね、お兄ちゃん」

「どうしたんだ、急に」

「いや、最近わがまま言ってばっかりだったなって」


 美優ちゃんは申し訳なさそうな歩きながらそういう表情は暗くてあまり見えない。


「別にいいんじゃないか、知らない仲じゃないんだし」


 大事な幼馴染の妹だ。

 それに小さい時から見てきているので、僕にとっては本当の妹の様な存在だ。


「本当に、お兄ちゃんはいい人だね」

「だろ? 尊敬してくれていいぞ」

「それがなければ尊敬できたのに、残念でした~」


 そう言って彼女は街灯の下に行くと、舌を出して僕を見てくる。

 

「その舌引っこ抜いてやろうか」

「あはは」


 そう言って他愛のない会話をしていると、あっと言う間に美優ちゃんの家に着く。


「今日はありがとうね、楽しかったよお兄ちゃん」

「こっちこそ今日は楽しかった」

「それじゃあ、また今度遊ぼうね」


 そう言うと、彼女は家に入っていく。


「誠一?」


 帰り道で紅羽に会う。

 

「こんな時間まで練習するなんて、頑張ってるな」

「うん、だって本選やインターハイ予選も近いもん」


 彼女は元気な感じでそう言うが、どこか空元気な気がした。

 何故と言われれば、答えることは出来ない。

 幼馴染みの勘という奴だ。


「何かあった?」

「ううん、何もないよ」

「本当に?」

「何? 怖いよ?」


 僕の真剣な顔に茶化すように言い放つ彼女だったが、僕が彼女を見続けると深く溜息を吐く。


「ちょっともめ事があってね、でも大丈夫私一人で何とかなるから」

「聞くだけなら聞くぞ?」

「大丈夫だって、心配性だな~」


 これ以上言っても、彼女はきっと話さないだろう。


「本当に困ったらいえよ」

「うん、ありがとう……それじゃ、また明日」

「あぁ、また明日」


 そう言うと、彼女は家に向かって歩き出す。

 何か抱えているだろうが、彼女が大丈夫というので僕が首を突っ込むべきじゃない。

 そして僕は帰宅した。



 

 

 今回のお話はいかがでしたでしょうか?

 自分的には後半少しおかしいかなっと思いながら書いてました。

 もしかしたら後半改編して無くすかもです。

 

 今回も表現についておかしな点があるかもです。

 指摘してください。

 まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!

 

 ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。

 け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。

 

 まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。

 それではまた次回、よろしくお願いします。

 

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