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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
48/229

センスとナンパ

「~~♪♪」


 相沢さんはご機嫌だった。

 ぬいぐるみを抱きしめながら、鼻歌を歌っている。


「ご機嫌だね~、凪ちゃん」

「だって欲しかったんだもん♪」


 そう言うと、僕達はその辺を適当に歩いていく。

 

「疲れた~」

「うん、少し疲れた」


 しばらく辺りをフラついていると、二人は疲れたのかベンチに腰掛ける。


「お兄ちゃん、私メロンソーダ飲みたい」


 それは、僕に買って来いという事だろうか?

 この子、どんどん僕に対して遠慮なくなってきている。


「少しは自分で買いに行きなさい」

「え~、私疲れてるんだけど!?」

「それは僕も同じくだ」


 僕の言葉にむむむっと不満そうに頬を膨らませながらこちらを睨みつけている。

 全く持って理不尽である。

 

「はぁ~、相沢さんは何にする?」

「じゃ、じゃあ私はコーヒーで」

「少し待ってて」


 そう言って僕は先程通った所で見かけた自販機へ向かう。

 メロンソーダ……あれ、ないな……。

 どれにしよう。

 そう思っていると、レインに連絡が入る。


 なかったらお兄ちゃんのセンスで 

 ジンジャーでいい?


 そう送ると、スタンプでOKと送られてくる。

 

 次はコーヒーか。

 

 種類を聞いておけばよかった。


 ブラック?

 いや、彼女はブラックは飲めないかもしれない。

 

 そう思っていると、レインにメッセージが入る。


 相沢凪咲です

 勝手に連絡先を聞いてすみません

 言い忘れていたのですが、コーヒーはブラックでお願いします 

 

 了解、ブラック買っていきます


 お願いします


 そう言ってぺこりと頭を下げるスタンプを送ってきた。

 そして、僕はブラックコーヒーとジンジャーエールをもって彼女達の元へ向かう。


 彼女達の方へ向かうと、チャラそうな感じの二人が美優ちゃん達の方に声を掛けていた。

 ナンパだろう。

 見た目的に僕と同い年か少し上くらいだろう。


「あ、お兄ちゃん」「お兄様だ」

 

 ……お兄様!?


「えっと、二人に何か用ですか?」


 相沢さんの言い方に戸惑いながら、僕はナンパしている二人に声を掛ける。

 流石に連れがいたのなら、引いてくれるだろう。


「ちっ、なんだよ連れが居たのかよ」


 男達は捨て台詞を吐くと、人混みの中に消えていく。

 捨て台詞が定番すぎるだろ。

 

「はい、これ」

「ありがとう~」

「ありがとうございます」 


 二人に近づき、飲み物を渡す。


「それにしても凪ちゃん、兄様って」

「わ、笑わないでよ~」


 美優ちゃんが笑いを堪えながら言うと、相沢さんは顔を真っ赤にしてて慌てている。


「僕もそっちに驚いた」

「駄目、でした?」

「……いえ、ぜひ呼んでください」

「お姉ちゃんに言おう~と……『変態が誕生しました』ってお兄ちゃんの写真を添えて」

「おい!!」

 

 そう言うと、三人で笑いあう。

 そして少し休憩すると、僕達は電車に乗り家に帰るのだった。

 




今回のお話はいかがでしたでしょうか?


 今回も表現についておかしな点があるかもです。

 指摘してください。

 まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!

 

 ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。

 け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。

 

 まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。

 それではまた次回、よろしくお願いします。

 

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