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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
47/229

相沢さんとクレーンゲーム

 買い物を終え、約束通りパフェを奢る。

 相沢さんの分もついでに出した。

 本人はいいというのだが、美優ちゃんに奢って相沢さんに払わせるのは何だったのでついでだ。


「ごちそうさまでした」


 彼女はそう言うと、ペコリと頭を下げる。

 美優ちゃんと違って礼儀正しい子だ。


「いいよ、それでこれからどうしようか?」


 まだ昼過ぎ……予定より早く買い物が終わったのでどうするべきか。

 とはいっても今月はこの姉妹に搾取されて少し金欠気味だ。

 次の小遣いが入るまで少し節約しなければならない。 

 そう思っていると、相沢さんが立ち止まる。


 彼女の見ている方向を見ると、クレーンゲームが目に入る。

 中には先程、彼女が買っていたまなかちゃんのぬいぐるみがあった。

  

 キラキラした瞳で、彼女はぬいぐるみを見ている。


「ちょっとやってもいいですか!?」

「あ、うん……」

「よ~し」


「イケイケ~!!」


 彼女が百円を入れると、美優ちゃんが相沢さんを応援している。

 このクレーンゲームは掴んであげて運んでドンのシンプルなゲーム性だった。

 彼女のアームがぬいぐるみを掴む。

 しかし、重さとアームの力が弱いからか、上がり切ると同時に下に落ちる。


 あ~、こういうパターンか……。

 

「もう一回!!」

「頑張れ、凪ちゃん!!」


 そう言って二人はシンクロするかのように「むむむっ」っと唸り声を上げながら真剣に見ている。

 そして、五百円がなくなった。

 

「両替してきます!!」


 そして、またその両替した金額千円がなくなりそうになる。

 彼女は涙目だった。

 どうしてもぬいぐるみが欲しいのだろう。

 内心頑張れと思いつつも、僕らの思いとは裏腹に手前で落ちてしまった。


「帰りましょう」 


 彼女は悲しそうに笑いながらそう言った。


「いいの?」

「うん、取れないみたいだし、仕方ないですよ」

「……ちょっと待ってて」

 

 そう言って僕は両替機に向かう。

 なんとなく、このまま帰ってはい行けない気がした。


 僕は両替を済ませると、クレーンゲームへ向かう。

 さっきの見ていてなんとなくやり方は分かったが、どうやったら取れるだろう?

 五百円がなくなった。

 色々試して収穫は無し。

 そして追加の五百円を入れた最初のゲーム。

 思っていた場所と少し左にずれてしまった。

 このままだと、ぬいぐるみに綺麗にぶっ刺さって終わるだろうと思った。

 

 なんと、下のクッションのおかげでぬいぐるみはずれて持ち上がる。

 そして流れるように横にある出口に転がって入っていった。

 

 ぬいぐるみを取り出す。

 そして相沢さんの方へと渡す。

 

「はい」

「いいんですか!?」

「もちろん、そのために取ったんだから」


 そう言うと、彼女は嬉しそうにぬいぐるみを抱きしめる。

 

「ありがとうございます!!」


 彼女はぬいぐるみを抱きしめながら、笑顔に僕にお礼を言った。 





 今回のお話はいかがでしたでしょうか?


 今回も動きの表現が凄く難しかったです。

 何かいい策はないものですかね?

 クレーンゲームは僕も何度かやったことあるんですが、偶然取れる事はあってもなかなか取れた経験がなかったです。

 まぁ、商売ですからね。



 こうしたらいいよとかアドバイスをしていただけると、取り入れながら頑張っていきたいと思います。

 

 ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。

 け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。

 

 まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。

 それではまた次回、よろしくお願いします。

 

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