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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
39/229

幼馴染みと自称ライバル

 それから三十分ほどして休憩する。


「相変わらず、ラリーえっぐ」


 美優ちゃんがベンチを座るなり、僕に言った。

 

「そうか?」

「うん、だってお姉ちゃんと打ち合えている時点で、私にとってはバケモンだよ」

「まぁ、伊達に一緒に打ってないからね~」


 そう言って持ってきた水筒を開け、口に含む。

 動いて汗をかき、乾いた喉が潤っていく。


「乾いた身体に澄み渡る~!!」


 紅羽も勢いよく飲み干すとそう言った。

 

「分けてあげないからね」

「そういうなよ、我が妹よ」

「はぁ~、妹とは姉に搾取されるために存在するのか……」


 そんな話をしていると、見慣れた顔が走っていた。

 

「あ、綾辻さんだ」


 その顔は綾辻奏だった。

 綾辻さんはこちらの視線に気が付いたのか、目を向けてくる。 


「暁姉妹と中村やんけ、こんな所で奇遇やな」

 

 そう言って彼女は、声を掛けてきた。


「貴方こそ、今日はオフなの?」

「あぁ、今日は自主練やから今日はランにしようと思ってな」


 彼女はそう言って八重歯を見せつけるように笑う。

 

「そうなんだ、まだ一時間以上あるしよかったらって思ったんだけど」

「そうなんか、なら一旦帰って準備してくるわ」

「誠一もいい?」

「構わないよ」


 そう言うと、彼女は走っていく。

 

「誠一、まだいけそう?」

「うん、少し休憩すれば何とか……」

 

 やめて半年ぶりだが、体力の衰えを感じる。

 彼女はというと、全然まだまだいけるという感じだ。


「運動してないからだよ、全くお兄ちゃんは駄目だな~」

「それ、ブーメランだよ美優ちゃん」

「私はいいんだよ~」


 そう言って彼女はのんびりお茶を飲む老人のように飲み物を飲む。

 しばらくして、綾辻さんが鞄を持って戻ってきた。


「すまん、待たせたな」

「それじゃあ、少し打ち合いしよか」

「うん、じゃあ私が相手しようかな」


 そう言って紅羽と綾辻さんはコートへ向かう。

 コートに立つと、綾辻さんの雰囲気が変わる。 


「さぁ、始めよか」

「ラリーだからね、決めちゃ駄目だよ」


 そう言って彼女とラリーをする。

 

「次、フォアハンドのクロスラリー」


 そう言って二人は右利きなので、フォアのクロスラリーをする。


「次、バックハンドのクロスラリー」


 そう言って紅羽はスピンロブでストレートに打つ。

 そしてバックハンドのクロスラリーをする。

 

「次、私フォアハンドで奏ちゃんバックハンドのストレート」


 そう言って彼女が打って返すと、今度は綾辻さんがストレートに返す。


「次、逆行くよ」

 

 そう言って反対をする。

 そうして全てのアップスムーズに済ませた。


今回の作品はいかがでしたでしょうか?

 

 おかしな点があればご指摘いただけると幸いです。

 サブタイトルに悩み、結局こうなりました。

 何かいいタイトルあれば教えてほしいです。


 多数問題があるでしょうが、少しずつ直していきますので皆さん応援よろしくお願いします!!


 よろしければ、ブクマや評価とレビュー?というものをしていただけると励みになりますので、どうかよろしくお願いします。

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