表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
38/229

幼馴染みと実践ラリー

 この回は、テニスコートをあらかじめみておく方がわかりやすいかもです。

 なるべく表現しているつもりですが、わからないところがあればコートについて調べていただけるとよくわかるかと思います。

 申し訳ございません。

 軽くラリーをする。

 サービスラインのショートラリーからベースラインのロングラリーをしていく。

 僕はストレートとクロスを交互にやる。

 互いにそれぞれ回り終えると、少し休憩にする。

 久しぶりにやると、身体が楽になる。

 身体の硬い部分が運動することによって、ほぐれて心地の良い感じがする。

 

「どう、久しぶりの運動は?」

「あぁ、とっても楽しいよ」

 

 半年ぶりにこんなに動き回った。

 あの頃から全くしていなかったが、やってみるとやっぱり楽しい。


「私、もう無理……」


 美優ちゃんはベンチまるまる使って寝ころびながら、端から見ればとても態度の悪い感じで言う。


「美優~、態度悪いよ」

「う~い」


 そう言いながらも、姿勢は崩すことはない。

 完全に彼女は疲れ切っていた。

 

「誠一はまだいけるよね?」

「あぁ」

「それじゃ、ラリー再開しよ」


 そう言って彼女とラリーを再開する。

 相変わらず、力技だな!! 

 場所はそれほど厳しくなく、当たり所が少しずれても大丈夫な位置に打っている。

 だけど、力技は簡単に処理できる。

 彼女の力技は、女子には厳しいだろうが僕にとっては簡単に処理できる。

 彼女は力技で攻撃してくるのに対し、僕は前後と左右に加え、球筋を変えていく。

 特にスライスという逆回転の球を使っていく。

 

 球筋は主にスピン・スライスに分かれる。

 縦回転で着地した瞬間に伸びがあるのがスピン。 

 スライスはその逆で、着地した瞬間遅い球になる。


「それ」


 スライスロブを上げる。

 センターライン方面にスライス系のロブを上げる。

 このロブはしっかりと合わせれば絶好球だ。

 しかし、彼女の用に溜めて打つタイプは、これに弱い。

 着地と同時に彼女の前に球が行き、彼女は打ち辛そうに合わせて返す。


「それ」

 

 今度はロングクロスに返す。

 彼女は何とかストレートに返すが、体勢を崩す。

 浅くなった球を僕は彼女のバックハンドのショートクロスに返す。

 それを呼んでいたのか、紅羽は何とか追いついてストレートに強烈なショットを繰り出す。

 紅羽はそう来ると思ってたよ。


 僕は前に出る。

 本来なら、クロスロングに高いロブを放って体勢を立て直すべきだろう。

 だけど、彼女はここで決めてくると思っていた。

 球に合わせ、クロスに返す。

 球が決まると、紅羽は悔しそうな顔をする。


「くそ~!!」

「相変わらず、わかりやすいな」


 卑怯とは言うまい、これはスポーツだ。

 相手の弱点を上手く責め、得点を取る競技だ。

 

「あのロブ、相変わらず苦手なんだな」

「もう一回!!」


 僕が彼女にそう言うと、彼女は悔しそうにもう一度挑んできた。


今回の作品はいかがでしたでしょうか?


 今回は行動表現に苦労しました。

 

 おかしな点があればご指摘いただけると幸いです。

 サブタイトルに悩み、結局こうなりました。

 何かいいタイトルあれば教えてほしいです。


 多数問題があるでしょうが、少しずつ直していきますので皆さん応援よろしくお願いします!!


 よろしければ、ブクマや評価とレビュー?というものをしていただけると励みになりますので、どうかよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 詰将棋のようなラリーの駆け引きの表現は面白かったですね。 クロス、ストレートは両者とも右利きならばより単純に左右と書いた方が分かりやすいかも。 あと、何点か誤変換があるのでチェックした方が…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ