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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
37/229

幼馴染み姉妹と運動

「行ってきま~す」


 そう言って僕はラケットかばんを持って出る。

 久しぶりの感覚だった。

 テニス鞄を持っていくのは中学三年の全中予選以来だ。

 

 幼馴染み姉妹を迎えに行く。

 二人は玄関前で楽しそうに話していた。


「おはよう」

「おはようございます!!」

「元気いいな、美優ちゃん」

「うん、お兄ちゃんをボコボコに出来ると思うと腕が鳴って」


 何この子、怖い。

 言い方が、喧嘩にしか聞こえない。

 

「いくよ、お兄ちゃん!!」


 そう言って僕の手を引っ張る。

 

「走ると危ないよ~」


 そう言ってコートに向かう前に受付に行く。


「おや、珍しいな……また上を目指す気になったか?」


 受付を済ませていると、レッスン終わりのコーチに会う。

 僕や紅羽、美優ちゃんを教えてくれていたコーチだ。


「いえ、今日は久しぶりに紅羽に誘われまして」

「そうか、残念だな……お前ならちゃんとしていれば上に行けるだろうに」

「僕はちゃんとしてたでしょ」

「馬鹿を言うな、自分の楽しさ優先で全中の時だって……」

「その話、やめませんか?」

「すまん、忘れてくれ」


 しまった、流石に言い方が悪すぎた。


「言い方が悪くてすみません、コーチには感謝しています……だけど、僕はもう競技はいいんです」

「そうか」


 そう言ってコートに向かう。

 

「大丈夫?」

「何が?」

「あの時の事思い出して嫌な気分にはなってないかなって」

「大丈夫、もう終わった事だし」


 僕はそう言ってランニング靴に履き替える。

 

「それじゃあ、アップしようか」

「私、荷物番してるよ」

「美優ちゃんも行こうよ、久しぶりにやると怪我するよ」


 それに、貴重品は各自ポーチで管理しているので盗難される心配はない。


「仕方ないか~、怪我したくないし」 


 そう言って幼馴染み姉妹と共に走る。

 ランニングコースはコート外の外周だ。

 そうして走っていく。

 久しぶりのコースだ。

 昔はクラブチームの練習コースでよく走っていたのだ。

 五分ほど走ると、互いにストレッチをする。

 手首足首、関節等入念に済ませる。

 

「お兄ちゃん、押して」

「私がやるわよ」

「私はお兄ちゃんにしてほしいんだけど」

「は~い、押しますね~」

「痛い、痛い!!」

「はい、ぎゅ~っと」

「折れる、折れるから!! ガラケーのようになっちゃう!!」


 そんなことをしながらストレッチしていくと五分前になった。

 各自整備を終え、出てくる。

 そして僕らはそれと入れ替わりに入る。

 そして、互いにラケットを持つ。

 

「久しぶりに持ったけど、これこんな重かったっけ」

「そりゃ、あんなぐ~たらしてたら筋肉も落ちるよ」

「やりたくなくなってきた」

「今さら何言ってんの、ほら打つよ……誠一が一人で大丈夫?」

「うん大丈夫だよ」


 そう言って僕らは互いのコートに向かった。


今回の作品はいかがでしたでしょうか?

 

 おかしな点があればご指摘いただけると幸いです。

 サブタイトルに悩み、結局こうなりました。

 何かいいタイトルあれば教えてほしいです。


 多数問題があるでしょうが、少しずつ直していきますので皆さん応援よろしくお願いします!!


 よろしければ、ブクマや評価とレビュー?というものをしていただけると励みになりますので、どうかよろしくお願いします。

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