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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
35/229

幼馴染み姉妹との約束

「誠一~」


 彼女は改札前で僕に手を振る。

 僕も彼女に振り返す。


「遅くなった」

「本当だよ、五分も待ったんだから」

「いや、そこは今来たところっていうべきじゃないか?」

「それは、付き合ってからもしくは付き合う寸前の男女が言うべき言葉だよ?」


 そういうと、彼女はしてやったり顔で僕を見てくる。

 何か腹立つ。


「これは、誠一に罰ゲームが必要だね……あ~、お腹空いた」


 要はお腹空いたから何か奢れという事だろう。

 言い回しが汚い。


「家までもうすぐだろ、我慢しなさい」

「む~、パン食べたい」


 そういう事か。

 この駅を出て公園の方ではなくケンソンというコンビニ方面の左側の階段を上るり少し歩くと、美味しいパン屋があるのだ。

 

「……駄目?」

「……はぁ~、一個だけな」


 その上目遣いは狡い。

 こんな可愛い子にこんなことを言われてしまったら、他の男は貢ぎまくるだろう。

 こいつ、この目をすればいう事聞かせられると思ってないだろうな?

 もし思っているのなら、元凶は美優ちゃんだ。

 あの子は絶対計算でやってる。

 自分が可愛いと理解した上でいう計算高さがここ最近ゲームやあってみて分かってきた。


「ありがと」 

 彼女は笑顔で言うと、僕らはパン屋へ向かう。

 紅羽が買ったのは結局メロンパンだ。


「ん~、今日は当たり!!」

 

 買ったパンはどうやら彼女の好きな外はカリッ、中はもっちりのパンだったらしい。


「本当に好きだよな」

「うん、だって美味しいじゃん」

「まぁ、そうなんだけど」


 そう言って彼女は喰いながら歩いていく。

 こんな所、生徒指導に会ったら怒られるな。

 買い食いは見つかれば後日怒られるが、情報網によれば主に帰りにエインにさえ入らなければ、大丈夫だそうだ。

 

「う~ん、美味しかった……ご馳走様!!」


 そう言ってメロンパンを食べ終えた彼女は、僕にお礼を言ってくる。

 

「それじゃあ、罰ゲームだけど」

「ちょっと待て」

「うん?」


 メロンパンが罰じゃないの?


「私は奢ってって言ったけど、罰ゲームとは言ってないよ?」

「それは狡くないか?」

「……ははっ、嘘嘘……奢ってくれたから、許してあげる」


 なんで上から何だよ。

 今日の彼女は何というかとってもご機嫌だった。


「土曜日、コートの予約取れたよ」


 ……しまった。

 紅羽とテニスをする約束を完全に忘れてしまい、美優ちゃんとの約束がかぶってしまった。


「うん? 何か予定は出来た?」

「いや、うん大丈夫」


 忘れてたなど言えるわけがない。

 ここは、美優ちゃんに早めに連絡を入れて日程をずらして貰おう。


 今回の作品はいかがでしたでしょうか?


 おかしな点があればご指摘いただけると幸いです。


 もっとこうしたらいいとか、参考に感想を書いていただけると随時検討させていただきますのでどぉんどんお待ちしてます!!


 多数問題があるでしょうが、少しずつ直していきますので皆さん応援よろしくお願いします!!


 よろしければ、ブクマや評価とレビュー?というものをしていただけると励みになりますので、どうかよろしくお願いします。


 評価はお任せしますが、星5にしてほしいな~なんて……。

 それでは次回もお楽しみにお待ちくださると嬉しいです。

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