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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
34/225

美優ちゃんのいきたい場所

「ねえ、お兄ちゃん」

「うん?」


 今日も僕は紅羽の部活が終わって駅前まで着く時間まで美優ちゃんとゲームで時間を潰していた。

 なんというか、ほぼ毎日美優ちゃんとゲームをしている気がする。


「今度遊びに行きたいところあるんだけど」

「どこに行きたいんだ?」

「日本橋」

「あ~」

「駄目?」

「別に構わないけど、何買うの?」

「ちょっと久しぶりに行きたいだけ」

「それなら、紅羽と行けばいいのでは?」


 紅羽は美優ちゃんの頼みなら、付き合ってくれるだろう。


「お姉ちゃんは試合で忙しいだろうし、お兄ちゃん暇でしょ?」

「いや、言い方……」

「私と一緒にこれだけゲームしている時点で暇でしょ」

「暇じゃないよ、僕はゲームで忙しい」

「はぁ~、お兄ちゃんそれじゃあお先真っ暗だよ?」

「それ、ブーメラン」


 同じくゲームをしている時点で彼女も同じなのではないだろうか。


「私は可愛いからお嫁に行ったらしまいだけど、お兄ちゃんは働かないといけないから厳しいでしょ」

「今は女の子でも働く時代なの、あと自分で可愛いって言ってて恥ずかしくない?」

「私、働きたくないの」


 欲望に忠実すぎる!!

 

「私が可愛いのは本当の事だし、恥ずかしがることじゃないでしょ」


 なんというか、この子は自分に自信がありすぎる。

 確かに可愛いんだけど


「んで、行けるの?」

「だから、別に構わないって言ってるじゃん」

「いつ行けそう? できれば人のいない平日がいいんだけど」


 彼女の言う通り、休日の日本橋は人が多い。

 アニメ専門店に行けば会計一時間以上待ち(経験済み)と、大阪の有名なアトラクションと同じくらいの待ち時間だ。


「とはいっても、平日は夕方になるし」

「そのためのお兄ちゃんがいるじゃん」


 日本橋は夕方になると、近くに難波の繁華街があるので酔っ払いに絡まれるのだ。

 美優ちゃんみたいなかわいい子が行けば、速攻でナンパされてしまうだろう。

 まぁ、相手は一発でお縄につくことになるが。


「危ないから、休日にしないか?」


 流石に夜は危険だし、僕も酔っ払いに絡まれたくない。


「え~」

「パフェ、奢ってあげるから」

「仕方ないですね」


 即答である。

 不満そうな声から、直ぐにルンルンな声に変わる。

 このこの将来の方が心配だよ。

 

「それじゃあ、土曜日なんてどうかな?」

「うん、大丈夫だよ……おっと、紅羽の迎えの時間だ」


 スマホのレインに彼女がもうすぐ着くとメッセージが入っていた。


「ほ~い、いってらっしゃ~い」


 僕は電源を切り、支度をして彼女を迎えに行った。


 今回の作品はいかがでしたでしょうか?


 おかしな点があればご指摘いただけると幸いです。


 もっとこうしたらいいとか、参考に感想を書いていただけると随時検討させていただきますのでどぉんどんお待ちしてます!!


 多数問題があるでしょうが、少しずつ直していきますので皆さん応援よろしくお願いします!!


 よろしければ、ブクマや評価とレビュー?というものをしていただけると励みになりますので、どうかよろしくお願いします。


 評価はお任せしますが、星5にしてほしいな~なんて……。

 それでは次回もお楽しみにお待ちくださると嬉しいです。

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― 新着の感想 ―
[一言] てか、大阪が舞台だった!
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