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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
30/229

椎名さんとの初デート

「何にする?」

「私は小豆餡で、誠一君は?」

「僕はカスタードにするよ」


 ここのたい焼き屋さんは美味しい。

 どれも美味しいが、濃厚なカスタードが僕は特に好きだ。


「黒餡とカスタード一つお願いします」

  

 注文を済ませ、受け取ると、近くの石に腰かける。

 うん、美味しい。

 カスタードが舌に残るほど濃厚な味が口の中を駆け巡り、心地の良い気分になる。

 彼女も同じようで、美味しそうに頬張っている。

 美味しそうに食べる彼女はとても可愛らしかった。


「……はい」

 

 僕の方を見て、餡子を見つめると彼女は僕の方に食べかけの餡子を渡してくる。


「食べたいんでしょ、一口あげる」

「いや、いいよ」

「じゃあ、私がもらう~」


 そう言って彼女は僕の食べかけのカスタードたい焼きにかぶりついた。


「あ、こら」

「う~ん、カスタードもやっぱり美味しい~」


 蕩けるような顔で彼女は口をもぐもぐさせていた。


「勝手に喰う……」

「……えい」

 

 勝手に喰うなっていおうとした瞬間、彼女は持っていた餡子のたい焼きを突っ込んでくる。

 カスタードとは違った餡子の風味が口いっぱいに広がっていく。

 これはこれで美味しい。


「どう? 美味しい?」

「まぁ」

「美味しいよね~、あむ」


 そう言って彼女は何事もなかったかのように食べ進める。

 つい最近知り合ったばかりの異性にこんなことするなんて、小悪魔だな~。

 

「もしかして、気にしてるの?」


 揶揄うような悪戯っぽい表情で見てくる。


「別に、どっかの誰かも平気でこんなことしてくるし」


 告白する前の紅羽もこういうことを平気でしてきたので、耐性はある。

 まぁ、あの事件がきっかけでそういう事は完全になくなったのだけど。


「そっか」


 そう言って彼女と共にたい焼きを食べ終えると、再び中で買い物をする。

 女子の買い物は長いというが、その通りだった。

 というか、紅羽が無頓着すぎるのだ。

 紅羽の服はほとんど通販なので現地視察で済むのだが彼女は違う。

 試着しては、あれでもないこれでもないと言って探し回るのだ。


 疲れた……。

 

 買い物袋を両手に、僕は椅子にもたれ掛かる。


「ほい、どっちがいい?」


 彼女はお茶かスポドリだった。

 僕はスポドリの方が好きなので、そっちを取る。


「ありがとう、お金払うよ」

「いいよ、荷物持ちしてくれたお礼」

「それじゃあ、遠慮なく」


 そう言って僕は飲み物を勢いよく飲む。

 少し喉が渇いていた所だったのだ。

 身体に水分がいきわたるのを身体の奥から感じる。 


「いい飲みっぷりだね」


 そうして少し休憩すると、日もくれてきたので帰宅することにした。


今回の作品はいかがでしたでしょうか?


 一応、モチーフの場所を参考にして書いてみました。

 おかしな点があればご指摘いただけると幸いです。

 もっとこうしたらいいとか、参考に感想を書いていただけると随時検討させていただきますのでどぉんどんお待ちしてます!!


 多数問題があるでしょうが、少しずつ直していきますので皆さん応援よろしくお願いします!!


 よろしければ、ブクマや評価とレビュー?というものをしていただけると励みになりますので、どうかよろしくお願いします。

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