誠くんの想い 紅羽視点
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そうしてお守り所に着くと、それぞれお守りを購入した。
正直、正月と言えばこうなる。
気持ち的にだが、こういうのは買いたくなる。
手に取ると、それぞれの想いが込められたように感じ、これで今年も頑張れる気がするのだ。
「いっぱい買ったね」
「だなぁ~、何買ったんだ?」
「学業成就でしょ、健康祈願・交通安全・家内安全かな。 誠くんは?」
「一緒だけど、厄除と成功祈願かな」
「ふ~ん、何かやる気なの?」
誠くんはそういうと、袋からお守りを取り出すと私の手を握り渡してくる。
「これ、紅羽にあげる」
「……え?」
「紅羽に部活を頑張ってほしくて買ったんだ、受け取ってくれるか?」
……超嬉しいんですけど。 え、何?私に頑張ってほしいって誠くんが買ってくれたのが嬉しくてたまらない。
あぁ、にやけてる。
嬉しいことが多すぎて、にやけてるのがわかってくる。
駄目だ、これは抑えれない。
「誠くんの想い、受け取って頑張るよ。 ありがと」
そういうと彼は安堵した表情を浮かべる。
一生懸命考えてくれたのだと表情でわかると心が温かくなる。
心の中で葉が「キスの大チャンス!!」とか叫んで煩い。
「キスだ!! キスをしろ!! しないのならボクに変われぇ!!」
「うるさいな、今いい雰囲気なんだから邪魔しないでよ」
「邪魔って、必要」
私がそう言うと、彼女は不満そうに「むぅ」っというとそれ以降うるさい声が聞こえなくなる。
全く、彼女は油断ならない。
変わればすぐに彼に迫ろうとする。
彼の目を見ると、胸が温かくなる。
「誠くん」
「うん?」
「今年もよろしくね!!」
私の言葉に彼はにこりと笑う。
そうして私は彼と手をつなぎ、互いに微笑み合い郡達のいる場所へ向かうのだった。
場所へ向かうと郡達はおらずスマホを見る。
「郡達、喫茶店で待ってるってさ」
スマホを見ると、郡から「先に喫茶店にいるね」と連絡が来ていた。
私達は神社を出て郡達がいる近くの喫茶店へ向かい入ると、三人がいる場所へ向かう。
向かうと、日和が美優ちゃんと凪咲ちゃんを愛でていて美優ちゃんは鬱陶しそうに、凪咲ちゃんは恥ずかし気にしていた。
相変わらず日和は2人と仲いいなぁ。
「お、帰ってきたな」
右から美優・日和・凪咲ちゃん・郡、私は反対側の真ん中の誠くんの横というポジションだ。
「この後、皆は用事ある?」
「私、帰って凪ちゃんとゲームする」
「他の皆は?」
我が妹ながらマイペースだなっと思う。
凪咲ちゃんは初耳って顔してるし、適当言ってるなぁ~。
誠くん「僕は特にない」という言葉に私も「私も」と言葉にすると、佐川君「俺もないな」、郡「私も特にないかな」と答える。
「だったら、皆でパーティーしない?」
日和がそう提案する。
「いいね、だったら私達の家でどう? 誠くん、いいよね?」
「僕は構わないよ」
そういうと、美優ちゃんは「なんで私には聞かないの?」と不満そうに問いかけてくる。
面倒な妹だなぁ~。
どうせ「構わない」って言うくせに、あえて確認を取るのは意味が分かんない。
「面倒な妹ね、美優もいい?」
「……別に構わない」
私の問いに美優ちゃんは不満そうに答えると、会計を済ませると家に向かって歩き出す。
「じゃあ、私達買い出しに行ってくるね。 何か買ってきてほしいものある?」
美優が凪ちゃんの手を握り「私も行く、凪ちゃんもいいよね?」というと、凪咲ちゃんは「う、うん」と返す。
「じゃあ、皆でいこっか」
「紅ちゃんと誠一君は宴会の準備お願いできる?」
「うん、わかった」
そうして私達は日和達と途中で分かれ、帰路につくのだった。
今回のお話はいかがでしたでしょうか?
ちょっと読み返しながらの投稿なので矛盾が無いようにしましたが、もしかしたら違和感があったら教えてほしいです。
もうすぐ二年生で甘々にしていく予定なので、お待ちください。
 




