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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
222/228

皆で初詣 誠一視点

お久しぶりです。 

久しぶりの更新なので、少し矛盾があるかもしれませんので、あれば指摘していただけると嬉しいです。

ちょくちょく更新をしていきますので、どうかよろしくお願いします。

「誠くん、向こうに日和たちが居るみたい」

「そっか」


 僕と紅羽は初詣をやる為に日和達のいる場所へ向かって人混みをかき分けていく。

 

「やっぱり人多いな」

「だねぇ~」


 そう言って僕らは人混みをかき分けると、日和達がいた。


「お二人さん、仲がいいですなぁ~」


 皆の元へ着くなり、日和が茶化すように言い僕らは互いに視線を合わせる。

 紅羽と僕は笑いあう。


「まぁね、順調だよ」


 そう紅羽が言うと、「ちょっと誠一君、この子借りるねぇ~」っと言って紅羽と僕を離す。


「話を聞こうじゃないか、親友」

「特に何もないよ」


 今までと何も変わらない。

 あのクリスマス以降、僕らはいつもの生活に戻っただけだ。

 

「嘘つけ、何かなきゃお前らの仲があんなに進展するかよ」

「本当に何もないって、クリスマスだって……何もないよ」

「ほう、クリスマスに何があったか詳しく聞かせろよ」

「……内緒」

「なんだよそれ、教えろよ~。 親友だろ~」

「いってぇな、内緒だって。 個人情報~!!」

「でもまぁ、良かったよ。 二人とも上手くいってて」


 僕が離れると、彼は嬉しそうに笑いながらそう言った。

 

「ありがとな、海斗」

 

 こいつに約三年、恋愛相談や色々協力してもらって感謝してもしきれない。


「なんだよ、急に」

「お前が居なかったら、ここまでこれなかっただろうからさ」


 実際、海斗が居なければここまで勇気が出ていたか怪しい所だ。

 もしかしたら、高校で接点さえなく高校生活も終わっていた可能性もあるかもしれない。


「俺は何もしてねぇよ、お前が頑張ったからだろう」


 そう言って照れくさそうにしていると、「二人とも行くよ!!」っというので「行こうぜ」と海斗が言って皆の所へ向かう。


「みゆきち大丈夫?」


 日和が心配そうに人混みが苦手な美優ちゃんに問いかける。


「だ、大丈夫」


 人混みに寄ったのか、眉間にしわが寄り気分が悪そうだ。

 

「全く、世話の焼ける妹だ」


 そう言って紅羽は美優ちゃんをお姫様抱っこする。

 いつもなら抵抗する美優ちゃんだったが、流石に気分が悪いのか彼女の胸でぐったりしていた。

 

「ごめん皆、美優休ませていくから、先行ってて」

「それなら僕が二人といるから四人で行ってきなよ」

 

 二人でいさせるのは心配なので、僕も残ることにした。

 

「わ、私も残っていいですか?」


 美優ちゃんが心配なのか、凪咲ちゃんが手を上げる。

 

「じゃあ、四人でいるから三人で行ってきなよ」

「なら私も残ろっかな」


 今度は郡が言い出した。

 その目は何かを閃いたようににやりそう言っていた。

 こうなれば二人きりで行かせようと考えているのだ。


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