猫の様な幼馴染(紅葉) 誠一視点
「ん~ゴロゴロ~にゃぁ~」
「ネコか」
紅葉は猫の様に僕の膝を満足そうに転がっている。
「にゃぁ~」
僕の突っ込みに彼女は猫のポーズをする。
何この生き物可愛いな。
いつもの紅羽とのギャップがエグイ。
普段言わないような子がこんな破壊力の高い事をすると、高火力の可愛さを発揮するというのは漫画ではよくあることだが、実際に目の当たりにするとは思わなかった。
正直、めっちゃ可愛い。
「んにゃ? ドキッとしてるにゃぁ~」
「……してない」
「うっそだぁ~、顔真っ赤だにゃぁ~」
悪戯っぽく彼女は言い放った。
本当にやめてほしい。
「降りろ」
「ヤダぁ~」
頑として僕の膝から離れようとしない紅羽に僕は深く溜息を吐く。
「部屋に戻るから」
「そっか」
そういうと、彼女は僕から離れると自分の部屋に戻る。
「なんでついてくるの?」
「駄目なの?」
「駄目じゃないけどさ」
「ならいいじゃん」
そういうと、僕を押しのけ部屋に入ると僕のベッドにダイブをかました。
「やめなさい、危ないから」
後、服装をかんがえてもらえませんかね?
短パンのせいか、彼女が動き回ると短パンの下に見える水色が見え隠れするので目の毒だ。
「飲み物取ってくるけど、何か飲むか?」
「リンゴジュース!!」
「はいはい、漁るなよ」
「漁られて困る物あるんだぁ~。 い~けないんだぁ~」
「うん、困るからやめてくれると嬉しいな」
「うん、考えとく」
考えとくじゃなくてやめてほしいんだけど?
まぁ、紅羽の方とは違い僕を揶揄うだけで済みそうなのだが、意識が紅羽も共有している事もあるらしいので、正直やめてほしい。
飲み物を入れ彼女の元へ戻ると、僕のベッドで雑誌を読んでいた。
良かった、漁られ……!?
「ちょっと待て!!」
「ん? あぁ、飲み物ありがと」
「ありがと、じゃない!! 何普通に読んでんの!?」
「別にいいじゃん、減るもんじゃないし。 それに彼氏の癖を知っておくのも彼女として大事だと思うんだけど?」
「癖言うな、漁るなっていったよな!?」
「漁ってないよ、そこの押し入れから取り出しただけだよ。 いいじゃん、男の子なんだしさ」
そう言って笑顔で受け止めてくれるのが心に来る。
「凄いよね、ここに出てる人たち皆綺麗で細いし、羨ましい」
感想を言うな、恥ずかしい。
「返してよ、まだ読んでるんだから」
「お願いします、やめてください」
「何で?」
「恥ずかしいから」
正直、彼女とは言え女の子に自分の好みの本や雑誌を見られると恥ずかしい。
「仕方ないなぁ~」
そう言って彼女は僕の漫画置き場に向かい、適当に漫画を取ると彼女はベッドで寝ころびながら読むのだった。
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