直接言えない焼鳥な幼馴染達 誠一視点
誠一への手紙 誠一視点
誠一へ
いつも私のそばにいてくれて、本当にありがとう!
誠一の優しさや思いやりに、毎日感謝してるよ。
どんな時も支えてくれるあなたの存在がどれだけ大切か、言葉では言い表せないくらい!
誠一と過ごす時間は、私にとって最高の宝物で笑い合ったり、時には涙を流したり、そんな一瞬一瞬が私の心に深く刻まれて誠一のおかげで、毎日が特別なものになってるよ!
これから先も一緒に、たくさんの思い出を作っていこうね!!
暁 紅羽より
読み終わると、思わず笑みがこぼれる。
嬉しいなんてもんじゃない。
言葉で伝えるのとは違い、彼女の筆跡で書かれた文章で読むとなんというか彼女の心が籠っているようなそんな感じがして胸の奥が温かくなる。
SNSとは違い、人が書いた文字というのはその人の想いや考えが見えるとどこかで聞いた気がするが、貰ってはじめてその意味が解る。
(ん? 二枚目がある)
二枚目
追記、プレゼントの件なんだけど、一生懸命考えたけど、わからないから今度でいいから一緒に買いに行くとかでもいいかな?
(考える事は一緒か)
自分もそうだから安心した。
最初から見栄を張らずに一緒に買いに行ったらよかったのだ。
嫌われるとか呆れられるとか彼女に対してそんなしょうもないプライドや見栄を張る必要などなかったのだ。
「ふふっ、考える事、同じだね」
「だな」
紅羽も読み終わったのか、クスっと笑うとこっちを見てくる。
「今度、一緒に買いにいこっか」
「そうだな」
そう言うと、紅羽は僕の手をそっと握り潤んだ瞳でこっちを見てくる
僕はその瞳に引き込まれるように、自然と顔を近づけた。
顔を近づけると、彼女は微笑みながら目を閉じた。
僕達の唇が触れ合う瞬間、世界が静まり返ったように感じながらも僕と彼女はキスをした。
どれだけの時間が経っただろう。
顔を離すと、「あっ……」と彼女の寂しそうな声が聞こえる。
彼女の表情は艶めかしく、頬を紅く染め瞳は潤んでいた。
僕はその表情を見てどうしようもなく抱きしめたくなる。
そう思っていると、紅羽は僕の胸に顔を埋め抱きしめてくる。
僕もそれに答えるように彼女を抱きしめた。
そうしてどのくらい時間が経ったのかわからない。
そうしてしばらくして、紅羽が僕からそっと離れるとこちらに笑いかける。
「誠一、これからも一緒に居てね」
その笑顔を見た瞬間、僕は改めて誓う。
彼女を幸せにしようと。
どうも皆さま、おはようございますからこんばんわ
本日のお話はいかがでしたでしょうか?
表現の間違いがたくさんあるかもですが、指摘していただけると勉強になりますので、どうかよろしくお願いします
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次回の内容は誠一から紅羽へ感謝を述べた手紙を公開していきます。
 




