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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
209/229

休日のクリスマスイヴ

「誠一~、待たせてごめ~ん」


 そう言うと、紅羽は部屋の中に入ってくる。

 

「どう、かな?」


 一瞬、言葉を失った。

 僕の彼女はなんて可愛いのだろうと。

 彼女への愛情と感動でいっぱいになり、胸が高鳴るのを感じた。

 キャメル色のロングコートに包まれた中に白いセーターと黒いスカートの組み合わせが、いつも明るい彼女を落ち着いた大人の女性のように思わせる。 

 似合っている。

 この一言に尽きる。


「あ、うん、似合ってる……とっても……」

「あ、そ、そう? えへへ、嬉しい」


 紅羽はほっとした表情を浮かべると嬉しそうに笑顔で笑った。

 

「それじゃ、いこっか」

「うん!! あっ」

「どうした?」


 そう言うと、彼女は恥ずかしそうに視線を逸らす。

 

「その、手、繋いでいいかな?」


 チラチラとこっちを見て言う彼女、畜生可愛いな!!

 そんな顔されて断れるわけないだろ!!

 僕はそっと彼女の手を掴み歩き出す。

 

「あっ……」


 彼女は驚いたように声をあげるが、無視して彼女と外に出ると、暖かい空気が一気に凍るような冷たさに替わる。


「冷えるね」

「だな」


 先程まで頬に残っていた温度が一気に冷たくなる。

 雪降るんじゃないか?

 

「雪、降らないかなぁ~」


 クリスマスイヴに雪が降るなんて恋人の定番だ。

 クソ、ちゃんと降れよ雪!!

 そう言った所で気候なので意味がないとはわかっているが、言わずに入れないのだ。

 

「うわ、人が増えてきた」


 少し歩いていくと、カップルらしき人たちがちらほら見えてきた。

 

「ここでこれなら、向こうはもっと人が多いな」

「だよねぇ~、ねぇ誠一」

「ん?」

「今日のデート、人の多い所辞めない?」

「急にどうした? イルミネーション行きたがってたじゃないか」

「でも、これだけ人が多いなら別にいいかなって思っちゃって」


 そう言うと、彼女は僕に寄りかかる。

 

「それに、誠一と二人ならイルミもいらない。 落ち着いて二人で話せる場所ならどこだっていい」

「じゃあ、ここらへんで探すか」

「だね、そうしよっか」

 

 そう言って二人で楽しめる場所を二人で探す。 

 定番ではないが、二人で楽しめるならそれは()()()()()にすればいいのだ。

 

「それじゃここにいてもなんだし、ここで作戦会議しよ」

「だな」


 そう言って僕らは店に入り、二人で行きたい所を探す事にした。 

 行き当たりばったりというが、こういうのも僕等らしい。

 デートに正解などないのだ。 

 楽しいと思った事が僕らにとって正解なのだから、これが一番の正解で僕らの定番だ。

 間違っていると言われようがそれだけは変わらない。

 彼女が幸せそうに笑ってくれれば、それだけで僕は満足なのだから。

 


 

どうも皆さま、おはようございますからこんばんわ。

 本日のお話はいかがでしたでしょうか?

 表現の間違いがたくさんあるかもですが、指摘していただけると勉強になりますので、どうかよろしくお願いします。

 あとよろしければ、ブクマや評価していただけると励みになりますので、どうかよろしくお願いします。

 久しぶりの投稿なのでもしかしたら間違いがあるかもしれないので、もしあればご指摘の程よろ

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