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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
208/228

今年のクリスマスは一味違う 紅羽視点

(どれがいいのかなぁ~?)

 紅羽は迷っていた。

 クリスマスに向けて誠一に渡すプレゼントをどうするべきかとずっと迷っていた。

 日和達に相談してもいい答えは出なかった。

 挙句に美優に関しては「お姉ちゃんでいいじゃん。 ほら、プレゼントはわ・た・しみたいな?」といった感じで茶化してきたのだ。

 郡に関しては真剣に考えてくれているのでそれを参考にしているが、これでいいのかと思ってしまうのだ。

 誠一が呆れたらどうしようとか、彼の欲しい物と違った場合の落胆とかをされるのを彼女は恐れているのだ。

 

「う~ん」


 考えれば考える程余計にわからなくなってくる。 

 よくよく考えれば、彼と一緒に長くいるのに喜びそうな物を知らないのだ。

 

「本人に聞いたらいいのに」


 一緒に居た美優がそう言った。

 紅羽にその度胸はないと分かってて言ってるのだ。

 紅羽にその度胸があればこんなに付き合うのに時間はかからなかったのだから。


「ま、お姉ちゃんにそんな度胸はないよねぇ~」

「ぐぬぬぅ~!!」


 好きかっていわれているが事実なので紅羽は何も言い返せない。

 

「いい加減決めてよ、早く帰ってゲームしたいんだから」

 

(実の姉が困っているのにこの対応、酷くない?)


 そうしてその日も決まらず、クリスマス会まで3日となってしまった。


「私って、彼女失格なのかな?」

「どうしたの急に」

 

 正直、彼女からしてみれば彼の喜びそうなものがわからない自分に嫌気がさしているのだ。


「じゃあ、一つだけ解決する方法があるよ」

「エッチなのは駄目だよ?」

「まぁ、それが一番いいけど、そういうのじゃないよ」

「その解決策って何?」 

「お兄ちゃんに手紙を渡す」


 美優の提案はこうだ。

 日頃の感謝を伝える手紙を書く。

 これはメールとか電子ではなく手紙で残す事に意味がある。

 物で彼の元に残ることが重要だ。

 

「それ、重くない?」

「そうかな? 日頃の感謝を述べる分には全然重くならないと思うけど、それにそれ以外解決策あるの?」

「それは……」

「あと、プレゼント一緒に買いに行く口実を作るために手紙の中に買い物券を作って入れるといいよ」


 こうすれば誠一と一緒に買い出しに行けるという一石二鳥の光景が出来上がると美優は言った。


(ほんとにそんなうまくいくかなぁ~)

 

 私はそうして手紙を書くことにした。  

 日頃の感謝か。

 改めて書き出すと恥ずかしくなってきた。

 電子で使う文字とは違い、私が書いたという筆跡が残るだけで自分で想いを伝えている感覚になる。


「よし、出来た」

 

 そうして何度か書き直し、ようやく出来上がった。


どうも皆さま、おはようございますからこんばんわ。


 本日のお話はいかがでしたでしょうか?


 表現の間違い……自分ではお風呂シーンの表現の他にもたくさんあるかもですが、指摘していただけると勉強になりますので、どうかよろしくお願いします。


 あとよろしければ、ブクマや評価していただけると励みになりますので、どうかよろしくお願いします。


 久しぶりの投稿なのでもしかしたら間違いがあるかもしれないので、もしあればご指摘の程よろしくお願いします。

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