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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
199/229

杖付き幼馴染みと付き添いの僕 誠一視点

 そうして文化祭最終日、どうしても紅羽は楽しみたいとの事で杖を突いて登校する事になった。

 無理するなと言ったがのだが、どうしても最終日は楽しみたいとの事で僕らは登校する事にした。

 美優ちゃんと凪咲ちゃんと共に登校すると、最終日なのか男女で動く面子が多くなっていた。

 告白系は二日目に行い、最終日に行動を共にするという風習がこの学校にはあるらしい。

 因みに海斗の告白は失敗に終わったそうだ。

 昨日海斗から泣きながらその話を聞いて知ったのだ。

 

 学校へ向かうと、屍のように生気のない海斗がいた。

 

「ようブラザー」

「お、はよ、う……」


 ムンクの叫びの様な顔をして海斗がそっとこっちを向いてそう言った。

 これは重傷だな。

 僕も紅羽に振られてたらこうなってたのかな?


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐---------------

誠一の脳内再生


「僕と付き合ってくれないか?」

「……ごめん」


脳内再生終了


‐‐‐‐‐‐‐‐‐---------------


 想像してみると相当きついな。

 死にたくなる程きついな。

 想像しているだけできついのだから現実になった暁にはこうなるのも無理はないだろう。


「元気、出せよ……」


 こういうしかなかった。

 僕に言えるのはこれが限界だった。

 

「大丈夫そう?」

「うん、定期検査が必要だけど、二週間くらいで外せるって」

「そっか、大事じゃなくてよかったよ~」


 そんなこんなで皆で回ることにした。


「盛り上がってるねぇ~」


 紅羽はキラキラした瞳で彼女は屋台を見回している

 文化祭というものは初めてなのでテンションが上がっているのだろう。


「あ、あれ食べたい!!」


 あれ食べたいこれ食べたいと紅羽は食べ巡りをしている。

 これは、後で体重がぁ~!!っていう未来が目に見えている。

 そうこうして、文化祭は終了した。

 

「うぐぅ、食いすぎたぁ~」

「だから言ったじゃない」


 紅羽の言葉に美優ちゃんは呆れたようにそう言った。

 流石に喰いすぎだ。

 全く世話が焼けるな。

 結局、完全下校時間になり紅羽の調子が戻らなかったので彼女を背負うことになった。


「うぅ……」

「吐きそうになったら言えよ」


 絶対吐くなよ。

 吐かれたら僕にも被害が及ぶので、マジで吐くのはやめてほしい。

 そう思いながら、紅羽を一旦家に送ると凪咲ちゃんを送り僕は家に帰るのだった。


 どうも皆さま、おはようございますからこんばんわ。

 本日のお話はいかがでしたでしょうか?

 表現の間違い……自分ではお風呂シーンの表現の他にもたくさんあるかもですが、指摘していただけると勉強になりますので、どうかよろしくお願いします。

 あとよろしければ、ブクマや評価していただけると励みになりますので、どうかよろしくお願いします。


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