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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
198/229

妹と恋バナ 紅羽視点

「美優はどういう人が好みなの?」

「ほんとどうしたの? 急に」

「いや、美優って理想とかあるのかな?って思って」


 正直、彼女の彼氏の条件がまるで読めないのだ。

 

「う~ん、教えない」

「え~、なんでさぁ~」

「ほんとに今日はいつにもまして鬱陶しいな~!!」

「いいから教えてよぉ~」


 そう言ってリスのようにむくれた頬をつついていると、彼女はそう返してくる。

 教えてくれたっていいのにね。


「教えないったら教えない!!」

「強情だなぁ~」


 そんなことを言いながら、互いに背中を流し風呂から上がる。


「私も一緒にやってもいい?」


 そう言うと彼女は「好きにすれば」っと言ってコントローラを渡してくる。

 嬉しい癖に素直じゃないんだから。

 照れくさそうにそう言う彼女からコントローラを預かると私は彼女と一緒にゲームをする。

 二人でやるのは久しぶりだな。

 いつもは誠一がいる時に三人でやるだけで二人でやる事などあまりなかった。

 

「怪我、どうだったの?」

「全治一か月だって」

「骨とかは大丈夫そうなの?」

「うん、捻挫だって、多分踏ん張った時になったみたい」


 正直、ハードコートは綺麗な平らなコンクリートなので、踏ん張る際に捻挫することは無い事はない。

 切り返したり、負担を掛けたりするとなりやすいらしい。

 

「そっか」

「心配してくれてるの?」

「まぁね」


 そう言ってニヤリと笑って一瞬こちらに視線を向けそう言った。

 そうして私達はいつもの魔物狩りを続けて気が付けば夕飯の支度時間になった。


「ご飯、作らなきゃ」

「何を作るの?」

「ご飯余ってるし焼飯とラーメンにしようかなって」

「そっか……」


 そう言って美優はゲームをやめ、私と共に下に降りてキッチンへ向かう。


「今日は私が作るよ、お姉ちゃんはあってるか見てて」

「いいの?」

「こういう時くらい、私がやるよ……味は保証できないけど」


 不安そうな顔でそう言うと、冷蔵庫を覗き込む。

 私に質問しながら、彼女は調理していく。

 

「……出来た……」


 色々事故はあったが、何とか焼飯とラーメンが出来上がる。


「美味しそうじゃん」 

「ほんとに、味は期待しないでね!!」


 私の言葉に美優は念押ししてくる。

 妹の手料理なんていつぶりだろう。

 見た目も悪くないし、美味しそうだ。


「……ん、美味しい」

「……そう」

「味付けも焼き加減も絶妙で美味しいよ」

「……よかった」


 私の言葉に美優は安堵の表情を浮かべてそう言った。

 そうして私達は料理を食べ終え、美優が食器を洗い終えると二人で部屋に戻るのだった。





 どうも皆さま、おはようございますからこんばんわ。

 本日のお話はいかがでしたでしょうか?

 表現の間違い……自分ではお風呂シーンの表現の他にもたくさんあるかもですが、指摘していただけると勉強になりますので、どうかよろしくお願いします。

 あとよろしければ、ブクマや評価していただけると励みになりますので、どうかよろしくお願いします。


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