幼馴染み妹のほんの少しの我儘
幼馴染みが僕を放してくれないを読んでいただきありがとうございます。
この話だけの方も今まで読んでくださっている方達の応援でここまで書くことができてます!!
これからも頑張っていきますのでどうか応援よろしくお願いします。
ブクマや評価をもっとしていただけるように頑張ります。
まだの方、よかったらしてくださると励みになりますので、どうかよろしくお願いします。
それでは、本編をお楽しみください。
「ふぅ~」
美優はゲームをある程度終え、一息ついていた。
「美味し」
義兄の誠一が入れてくれた少し冷めたミルクココアをちびちびと飲みながらゆっくりしていた。
美優は誠一の方を見る。
彼女はコップを置き、立ち上がると誠一の寝ている方へ向かうと彼の顔を覗き込む。
そうして寝ているのを確認すると、彼女はゆっくりと彼の布団に潜りこむ。
少し位、良いよね……。
そう思いながら、彼女は彼の横で猫のように丸くなる。
すると、彼が寝返りをうち、顔の距離が近くなる。
近い近い近い近い。
彼女の顔が耳まで紅く染まっていく。
流石に美優もいつも近くにいるが、ここまで近くなったことがなかったので動揺している。
彼の寝息が聞こえる。
うぅ、こんなつもりじゃなかったのに……。
美優ちゃんは少しの間、彼の添い寝が出来るだけで満足だったのにここまでなるのは完全なる予想外だった。
どうしようどうしようどうしよう。
美優は退くという選択肢が出来ない程、混乱していた。
そんな事になっているとはつゆ知らず、誠一はすやすやと眠って無意識に彼女を抱きしめる。
「ちょ、お兄ちゃん……」
「大好きだよ」
そう耳元囁かれると、美優の鼓動が最大限に高鳴る。
もう、そういうこと言わないでよ。
誰に対して言っているのかはわかっている。
だけど。
私って単純だなぁ~。
漫画や少女漫画などを見てこんな事で単純だなぁ~と思っていた美優だったが、実際受けてみるとそのヒロインたちの気持ちが痛い程わかる。
単純だと思われても嬉しいものなのだ。
好きな人が囁いてくれたり抱きしめられたりするのは嬉しい以外の何もない。
もう少し、もう少しだけ。
もう少しだけこうしていたいな~と思う美優。
駄目なのは重々わかっている。
実の姉の恋人に持つ感情ではないのは間違っている。
だけど、彼女だけが幼馴染みなわけではない。
幼いころから美優ちゃんもずっと誠一の事が好きなのだ。
他のことは割り切れたとしても彼を好きな事だけは割り切ることができない。
たとえ実らない恋で、効率が悪いのは分かっているが、こういうのは理屈じゃない。
心の問題、しかも最も複雑でもっとも難解な問題だ。
解決には新しい素敵な恋しかないが、彼以上に人を好きになれる気がしない。
厄介極まりない。
そんなことを考えながら、美優は彼の寝息に誘われるように目を閉じて眠りについた。
今回のお話はいかがでしたでしょうか?
続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。
気持ちの表現が難しく、後日書き直す所存なのでお許しを~!!
特に、この回は少し難しかった気がします。
ここ、こうしたいいよとかあれば教えてくださると嬉しいです。
これからも応援していただけるように頑張っていきますのでどうかよろしくお願いします。
今回も表現について何かあれば指摘してください。
まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!
ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。
け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。
まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。
それではまた次回、よろしくお願いします。




