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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
149/229

思いの果て

幼馴染みが僕を放してくれないを読んでいただきありがとうございます。 

この話だけの方も今まで読んでくださっている方達の応援でここまで書くことができてます!!

これからも頑張っていきますのでどうか応援よろしくお願いします。

ブクマや評価をもっとしていただけるように頑張ります。

それでは、本編をお楽しみください。 

「お疲れさまでした!!」


 今、目の前で女子部の夏が終わりを告げた。

 結果は、1-2で二回戦敗北だった。

 紅羽は泣いていた。

 最後の最後で負けたのだから。

 

 6-3・4-6からの6-6のタイブレークで8対10で負けてしまった。

 悔しかっただろう。

 圧倒的差で負けたわけじゃないからこそ、余計に悔しい気持ちが痛いほどわかる。


「お疲れ様……」

「ぅぐっ……すぅん……」


 紅羽に声を掛けると、月島先輩が彼女の背中を押す。

 まるで「任せた」と言わんばかりの視線で氷の入った氷嚢(ひょうのう)を渡して、その場から離れていった。 


「ほれ、アイシング、ちゃんとしないと」

「……うん……」


 彼女を近くの座れる石の段差に座らせ、氷嚢を渡す。

 しばらくしてようやく彼女が落ち着いたようだった。


「どこか痛くないか?」

「うん、大丈夫……」


 気まずいな~。

 こういう時、どう声を掛けていいか迷う。

 

「今日は応援、ありがとね」


 しばらくして、黙々と彼女がアイシングしながら口を開く。


「頑張ってたな、紅羽……」


 しまった、今のは不味かったか? 

 流石にこの言葉は思い出して、また泣いてしまうのではないだろうか?


「うん、頑張ったけど……駄目だった……」


 紅羽の顔を見ると、落ち込んではいたが泣いてはなかった。


「もう少しだったけど、仕方ない……それが私の実力だったんだよ」


 彼女は目元に涙の後を浮かべ、笑った。

 無理して笑っているのがわかる。

 だが、どう声を掛けていいかわからない。


「そろそろかな」


 彼女は立ちあがり、身体を動かし痛みがないか確認する。

 

「ふぅ、じゃあとりあえず皆の所に戻ろっか」


 そう言うと、部活の皆のいる場所に戻るのだった。

 

---------------


「よし、皆お疲れ様」


 三年生にとって最後のミーティングを行っている。


「今日、皆でここまで来れた事……本当に、ありがとう」


 月島先輩と他二名の三年生が頭を下げる。

 そして二人の三年生がそれぞれ思い出等を話し終えると、月島先輩の番になった。


「お前ら、泣くなよ……湿っぽくなるだろ」


 三年の二人が泣いている横で茶化しながら、笑顔で見ている。

 

「さて、私の番だが……何も言う事はない!!」


 その言葉に皆笑っている。

 最後の最後まで月島先輩らしいと思った。


「っと言いたいところだが、最後に何か言わなければいけないよな……何言おうかな」

「無理しなくていいですよ、部長」

「そうそう、部長はそのままでいいんですから」


 二年生の部員の二人がそう言うと、月島先輩は照れたように笑った。





 


 

 



今回のお話はいかがでしたでしょうか?


 続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。

 気持ちの表現が難しく、後日書き直す所存なのでお許しを~!!


 特に、この回は少し難しかった気がします。

 ここ、こうしたいいよとかあれば教えてくださると嬉しいです。


 これからも応援していただけるように頑張っていきますのでどうかよろしくお願いします。


 今回も表現について何かあれば指摘してください。

 まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!

 

 ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。

 け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。

 

 まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。

 それではまた次回、よろしくお願いします。

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