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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
111/229

幼馴染みの秘密

「お待たせ、ほいこれ」

「お、おぉ」


 彼女が教室から帰ってくると、こちらに来ると彼女からリンゴジュースを渡される。


「ん、乾杯」


 僕がストローを刺すと、彼女は紙パックを前に出す。


「お、おう」


 言われるがまま、彼女と乾杯を交わした。

 さっきの公開告白が今更ながら心に刺さり、緊張が一気に押し寄せてきている。

 今まで普通に見れていた紅羽の顔を直視することができない。


「誠一」

「うん?」

「キスしてもいい?」

「……は?」


 はぁ~!?

 距離感飛びすぎだろ、付き合ったとはいえ順序というものがある気がする。


「駄目?」


 彼女は妖艶な顔で僕に近づいていくる。


「いや、で僕達付き合って間もないし」

「私がしたいんだけど、駄目?」

 

 今日の紅羽はいつにもましておかしい。

 頭がおかしいとかそういうわけではなく、付き合う前の彼女とは正反対な感じだった。

 彼女の顔が更に近くなり、吐息が聞こえる距離まで近づく。

 いつもの彼女とはどこか違う事に動揺して拒否することができなかった

 もうすぐ彼女の桜色のような綺麗な唇が当たる。


「なんてね、期待した?」


 彼女は近づけるのを止めるとクスッと悪戯っぽく笑う。

 

「キスはもう少しお預けだよ」


 右耳元で囁かれると同時に、僕の時の心臓の音が聞こえないか心配になるほどドキドキする。

 

 彼女はそう言うと、距離を取る。

 紅羽は頬だけでなく、顔全体が茹蛸のように真っ赤になっていた。

 恥ずかしいなら、やらなければいいのに。

 そう思いながら、沈黙が続く。

 他は仲良く会話したりキスしたりしていちゃついているので、無理したのだろう。


「紅羽」

「ひゃい!?」

「なんだよ、その返事」


 彼女の変な声に僕は笑ってしまう。

 その光景を見て紅羽は可愛らしく頬を膨らませる。


「忘れて」

「いや、無理だろ」

「む~!! 僕の言った事忘れろ~!!」


 その言葉に少し疑問を覚える。

 前から思っていた事だ。


「なぁ紅羽」

「何?」

「少し二人きりになれるところに行かないか?」

「え、それって……」

「話したいことがある」

「……わかった」


 そう言うと、誰も来ないであろう食堂の裏にあるテニスコートの下の倉庫に向かう。


「こんな所に連れ込んで、私をどうするつもり?」


 冗談交じりに言っているが、声が少し震えている。

 

「なぁ、一つ聞いていいか?」

「何が聞きたいの? 私のスリーサイズとか?」


 やっぱり何かおかしい。

 たまにある違和感、いつもの紅羽と違う僕の知らない彼女。


「君は誰だ?」

「誰って、紅羽だよ? ここに来るまでに記憶取られちゃった?」

「そういう意味じゃない」

 

 ずっと思っていた事だ。

 元気で前向きな紅羽の時もあれば、繊細で儚げな雰囲気の彼女もいる。

 目の前にいるのは確かに紅羽だ。

 でも、仕草や行動は僕の知っている中学三年の告白時の紅羽とはまるで違う。


「もしかして、偽物だと思ってる?」

「そんなことは……」


 今の彼女を見ていると、どこか昔のそう中学三年の時だった彼女のように思えてならないのだ。


「ま、付き合ったんだし隠し事はなしにするか……でも約束して、私達の事は口外しないって」 

「……わかった」

今回のお話はいかがでしたでしょうか?




 続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。


 今回気持ちの表現が難しく、後日書き直す所存なのでお許しを~!!


 これからも応援していただけるように頑張っていきますのでどうかよろしくお願いします。




 今回も表現について何かあれば指摘してください。


 まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!


 


 ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。


 け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。


 


 まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。


 それではまた次回、よろしくお願いします。

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