距離感の消失
タイトル、変更するかもです
「どうして距離を取ってるの?」
「だって、なんか恥ずかしい……」
紅葉に問いかけられ、そう答える。
「馬鹿じゃないの? せっかくスーパーホットでアッツ温の甘い時間を過ごせるチャンスじゃん」
「それは、そうだけど」
「だったら僕と変わってよ、紅羽が出来ないなら僕がイチャつきたい」
「え~」
「紅羽は紅羽のペースで近づけばいいと思う、僕は僕でそれまで彼とイチャつくから」
「それ、誠一のアニメでやってたNTR?な気がするんだけど」
「それって、同じ身体でも適用されんの?」
「知らない」
「でも、僕も協力したんだから少しくらいいいじゃない?」
「……いいよ、変わってあげる……だけど、変な事したら駄目だからね!?」
「わかってるよ、健全でいちゃつくから安心して」
「ならいいけど」
そう言うと、紅羽が目を閉じ再び目を開けると紅葉に入れ替わる。
「ありがと、さ~て戻ろうかな」
「せめてジュースくらい買っていきなさいよ」
「あぁ、そうだったね」
出ていくときに紅羽がそう言っていたので、僕はリンゴジュースの紙パックを買う。
「それじゃ、行きますか」
そう言うと僕は彼の元へ向かう。
彼は机に突っ伏して寝たフリをしていた。
「お待たせ、ほいこれ」
「お、おぉ」
紙パックのリンゴジュースを彼に渡す。
「ん、乾杯」
「お、おう」
そう言うと、彼は私の行動を真似するかのように紙コップをコンっとあてる。
さっきので緊張してるのかな?
「誠一」
「うん?」
「キスしてもいい?」
「……は?」
はぁ~!?
ちょっと待って、貴方何考えてんのよ!!
煩い紅羽を私は無視しながら、彼に詰め寄る。
「駄目?」
「いや、で僕達付き合って間もないし」
そうよそうよ、まだ付き合ってそんな破廉恥な!!
「私がしたいんだけど、駄目?」
もうここでキスしちゃえ。
そう思いながら僕は彼に顔を近づける。
はわわわ……。
息づかいが聞こえてくる。
心臓の音が紅羽の煩い悲鳴をかき消してくれる。
もう少し、あと数センチで彼とキスできる距離まで近づく。
しかし、そこで僕は動きを止める。
「なんてね、期待した?」
クスッ私はごまかすように笑う。
あぁ、紅羽のこと言えないな~。
僕は彼の右耳に顔を寄せる。
「キスはもう少しお預けだよ」
彼の耳元でそう言う。
そう言って彼から少し距離を取る。
僕の顔は熱があるのではないかと思える程熱かった。
あれだけ言っといて僕もこれか。
どうやら、僕も彼女と同じでこういうことは苦手らしい。
今回のお話はいかがでしたでしょうか?
続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。
今回気持ちの表現が難しく、後日書き直す所存なのでお許しを~!!
これからも応援していただけるように頑張っていきますのでどうかよろしくお願いします。
今回も表現について何かあれば指摘してください。
まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!
ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。
け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。
まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。
それではまた次回、よろしくお願いします。




