幼馴染みはご満悦
幼馴染の顔を見る。
ふふっ可愛い寝顔……。
そう言って彼の顔を見ながらニヤニヤしている私ははたから見れば最高に気持ち悪いにこの上ないだろう。
「キスする?」
「バカなこと言わないの」
「だって、今誰もいない二人っきりだよ?」
「もう、そういうのはなしって言ってるでしょ?」
「バレなきゃセーフでしょ」
「それ、駄目な奴だからね」
「とはいっても、紅羽のように奥手な奴は横から違う女に取られるの可能性大だよ?」
「うぅ……痛いところ突くな~、この子……」
「僕ならとっくに彼を虜にしているけどな~」
そんなことを心の中で言いあいながら、彼を見る。
紅葉の発言で私は彼の唇を見る。
「お、やる気になった?」
「そ、そんな事は……そう、紅葉が変なこと言うから意識しちゃっただけよ!!」
「意識するくらいならしちゃえばいいのに」
「駄目、まだ付き合ってないのに……」
「はいはい乙女乙~」
「なんかムカつく言い方ね」
「ねぇ、私に変わってよ」
「この状況で馬鹿なの?」
「え~、何もしないよ~?」
「よくさっきの会話の後にそんなこと言えるわね」
「信用してよ~」
「だ~め」
「ちぇ~」
そんなことを心の中で言いあいながら、誠一が目覚めるのを待つ。
「ねぇ、賭けをしようよ」
「賭け?」
「うん、誠一が後祭に間に合ったらそのままで、間に合わなかったらキスするっていうの」
「はぁ~、また馬鹿なことを……」
「だって告白間に合わないし、どう? もちろん、キスするときは僕に変わってもらうけど」
「駄目です、私の許可なしに破廉恥はNGなんで」
「へぇ~、紅羽の許可があればいいんだ~紅羽ってなんだかんだむっつりだもんね~」
「そんな事無いわよ!!」
「ま、これも戯れだよ」
「……が……いい」
「ん?」
「私がやるなら乗ってもいいって言ってんの!!」
「よし乗った!! じゃあ、そういう事で!!」
「なんか、乗せられてる気がする」
そう思っていると、「ん……」と目を開けた。
私は彼に覗き込むように見つめる。
「やっと起きた」
私がそう言うと、誠一は起き上がる。
頭痛がするのか、彼は頭を手で抑えている。
「大丈夫?」
「大丈夫?」
「すまない、水分を持ってきてくれないか? 多分脱水気味」
「わかった、ちょっと待ってて」
私はそう言われ、走って飲み物を買いに行く。
「どれがいいかな?」
「運動での脱水だから、スポーツドリンクがいいと思う」
そういわれ、私は言われたドリンクを買い彼の元へ走る。
「これでいい?」
「ありがとう」
そう言うと、彼はごくごくと一気に飲み干した。
今回のお話はいかがでしたでしょうか?
続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。
今回気持ちの表現が難しく、後日書き直す所存なのでお許しを~!!
これからも応援していただけるように頑張っていきますのでどうかよろしくお願いします。
今回も表現について何かあれば指摘してください。
まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!
ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。
け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。
まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。
それではまた次回、よろしくお願いします。




