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幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
105/229

幼馴染みはフライドチキン

そして時は公開告白前に進む。


「やっぱ無理だ~!!」

「だろうね~」


 わかってたといった感じで紅葉はそう言った。

 彼女からすれば、そもそもそんな気がしていたのだ。


「どうする? 変わる?」


 正直、どっちが告白しても私だがそれはなんだか狡い気がした。

 

「気にしなくてもいいのに」


 気にするわ、だって、貴方ずっといつでもやるって言ってたんだから。

 そう、紅葉はずっと告白すると言っていたのだ。

 それを躊躇っていたのは私だ。


「別に決めたなら、どっちでもいいんじゃない?」


 まぁ、そうかもしれないけど。


「じゃあ、こうしない? 私が壇上にあげるから、貴方が告白するっていうのは? 貴方、人の多い場は苦手でしょ? それなら役割分担だと思うんだけど?」


 そういう事なら……。

 正直、私は人前でどうこう出来る感じではない。

 むしろ、そういう所は前向きな紅葉の方が率先してやってくれるのだ。


「告白くらいなら、彼の目を見れば言えるでしょ?」

「多分……」

「多分じゃ困るな~」

「わかった、頑張る」

「頑張るじゃんなくて、わかったじゃないと」

「……わかったわよ、相変わらず意地悪ね」

「紅羽程じゃないと思うけど? それじゃ、そろそろ出番だから変わってくれる?」

「わかった」


 そう言うと、紅羽の身体の制御は紅葉になる。

 

「負けないでよ」

「まぁ、頑張るわ」

「うん、頑張って」


 そう言うと、彼女の声は聞こえなくなる。

 僕が集中するのを知ってるから。

 誰にも邪魔されたくないのだ。


「次の女子最終走を始めます、出場の生徒は集合してください」


 さて、行きますか。

 そう言って僕は両手で頬を軽く叩き、集合場所へ向かった。


「お、やる気だね~」


 月島先輩が来ていた。


「三年生出走は最後だと思うんですけど?」


 そう言うと、彼女は訝しむような顔で僕の方を見る。


「おぉ、紅葉そっちか……なら大丈夫そうだね」


 なんとなくだが、彼女は僕らの事を見破っている気がする。


「なんの話ですか?」

「んや、何でも……それより、優勝できそう?」

「はい、優勝する気ですけど」

「頼むよ、テニス部としても部費がかかってるんだ」

「先輩、少しは繕ってくださいよ~」


 この先輩は紅羽が慕っているけど、僕には理解不能だ。


「あはは、頑張ってくれよ」


 そう言って彼女は僕の元から離れていく。

 あの人は掴めない所が多い。


 そうして最終走が始まっていき、私の番になった。

 

「よ~い、スタート!!」


 合図と共に走り出す。

 この状態なら、余裕そう。

 そう思いながらペース通りに走っていき僕は圧勝した。



今回のお話はいかがでしたでしょうか?


 続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。

 今回気持ちの表現が難しく、後日書き直す所存なのでお許しを~!!

 これからも応援していただけるように頑張っていきますのでどうかよろしくお願いします。


 今回も表現について何かあれば指摘してください。

 まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!

 

 ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。

 け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。

 

 まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。

 それではまた次回、よろしくお願いします。

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