幼馴染み達の決意
「告白か……」
美優に言われて私は意気消沈していた。
「いい機会じゃん」
私の中で誰かが問いかけてくる。
もう一人の私だ。
「久しぶりに出てきたね」
「みていて面白かったから、傍観してた~」
この子の名前は紅葉私のもう一人の人格だ。
「相変わらず、性格悪いな~」
「それ、貴方が言う?」
「……」
「正直、告白待つって決めてもう三か月よ?」
呆れたように言い放つ紅葉。
「これからだもん」
「そう言ってる間におばぁちゃんになっちゃうよ」
はぁ~っと紅葉は深く溜息を吐く。
「うるさいな~、何にも案を出さないでそういうこと言いう奴は狡いと思う」
「案だしたって全力で拒否するじゃん……まずは自分の部屋に呼んで押し倒すでしょ、後……」
「誰がそんなはしたない事するか!!」
紅葉は正直、容赦がない。
言葉も私と違い、少し荒っぽい。
それに加え底抜けに前向きで、情緒不安定な私とは正反対だ。
「はしたないって……その、お、押し倒すなんて……」
「私だったらそうするけどな~、いずれするんだし」
「いけません、まだ高校生だよ?」
「わかったわかった……私は貴方の半心だし、貴方の意見に従うよ」
面倒くさそうな感じで紅葉は彼女に言う。
「とりあえず、今回は私が頑張るから、私に告白の権利貰っていい?」
「告白するの?」
「当然、今まではライバルいなかったから傍観していたけど、そうはいかなくなったからね」
「それは、美優の事?」
「美優だけじゃないよ、気づいてなかったの?」
「え?」
紅羽の言葉に、紅葉は呆れたように再び溜息を吐く。
「本当に鈍いな~」
彼女の言葉に紅葉は動揺する。
「もう時間がないよ、やるなら今回しかないよ……少なくとも、美優のあの態度は本気だよ」
「他にライバルがいるっていったけど、聞いてもいい?」
「聞かない方が良いと思う……私と違って貴方は繊細だから」
「教えてよ」
「とにかく、やっていいの?」
私の言葉を無視して紅葉はそう問いかける。
「可能性は高いかな?」
「本当?」
「少なくとも、普通の告白よりは成功率高いと思う」
「どのくらい?」
「60が80になるくらいだと思う」
「20も失敗あるじゃん!!」
「仕方ないよ、ほら洗剤でも99パーって書いてあるのと同じだよ……何事も確実なんてないよ」
「でも……」
「これが最も高いんだ、これ以上はないよ」
「……わかった」
「決まりだね、じゃあ決行するね」
「うん、でも私にやらせて」
「いいけど、出来るの?」
「多分……」
「ふむ、わかった……だけど無理なら変わっていいからね」
「ありがと」
そう言うと、声は聞こえなくなる。
全く、何考えてんだか。
聞こえているであろうが、私はそう思った。
今回のお話はいかがでしたでしょうか?
続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。
今回気持ちの表現が難しく、後日書き直す所存なのでお許しを~!!
これからも応援していただけるように頑張っていきますのでどうかよろしくお願いします。
今回も表現について何かあれば指摘してください。
まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!
ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。
け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。
まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。
それではまた次回、よろしくお願いします。




