表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染みが僕を放してくれない  作者: ユウキ±
第一部
103/229

幼馴染み妹の気持ち

今回は時間軸が戻ります

美優の話です

 話は数日前に遡る。


「お姉ちゃん、聞いたよ? 体育祭の伝統」

「うぅ」 

「お姉ちゃん、どうするの?」

「どうするも何も、私から告白なんて……」


 紅羽は正直な話、振られたらと思ってしまっていて勇気が出ないでいた。


「ふ~ん、じゃあ今回告白しなかったら私がお兄ちゃん貰っていい?」


 その言葉は即ち、誠一をおとしにかかるという事だ。


「え、美優も誠一が好きだったの!?」


 紅羽は驚きだった。

 今まで自身と誠一をくっつけようとしていた妹が誠一の事が好きだった事に。


「今までお姉ちゃんの為だったけど、私もそろそろ彼氏欲しいんだよ」

 

 これは嘘である。

 美優は別に彼氏が欲しくはない。

 まぁ、彼氏にするなら誠一がいいなってくらい位だ。

 それに彼女の焦る理由がもう一つある。

 親友の凪咲だ。

 どうやら最近、恋をしたらしい。

 誰かは問い詰めても一切教えてくれないが、言動からして恐らく誠一だろうと踏んでいた。

 

「成功するかな?」

「さぁ? 少なくとも、女の子から告白して嬉しくない男の子はいないと思うけど」


 こんな可愛くて綺麗な姉が告白するのだ。

 誠一だって惚れなおすに違いない。

 胸が痛む。

 何、これ……。

 胸の奥がズキッっと痛む。

 

「どうしたの?」

「ううん、とにかく告白しなくて後悔しても遅いからね!!」


 そう言って美優は出ていく。

 

「ふぅ……」


 自身の部屋に戻ると、ドア前に座り込む。

 この胸の痛みは何だろう。


「まさかね……」


 そんなはずない。

 心の中で否定しようとするが、否定すればするほど胸の痛みが増していく。

 

 例えそうだったとしても、お姉ちゃんと彼の為にこの胸にしまう。

 凪咲に加え、私まで加わるのはよくない。

 

「凪ちゃんには悪いけど、今回は成功してほしいな」


 痛い。

 胸が激しく切り裂かれる感覚だ。

 息が荒れる。


「今回無理なら、私は頑張っていいのかな?」


 もし無理なら、私は……。

 そう思ったら急に胸の痛みが引く。


「そっか……そういう事だったんだ」


 気づかない方がよかったのかもしれない。

 それと同時に確信した瞬間、胸が暖かくなっていく。

 痛みによるものではない。

 胸の奥からはじけるような感覚に加え、鼓動が跳ね上がり身体が暖かくなっていく。

 彼の事を考える度にその鼓動と身体が暖かくなっていく。


「ふ~ん」


 美優は彼女は布団に行き、寝ころぶと天井を見上げながらそう言った。





今回のお話はいかがでしたでしょうか?


 続けば続くほど、どう表現したらいいか迷ってしまいます。

 今回気持ちの表現が難しく、後日書き直す所存なのでお許しを~!!

 これからも応援していただけるように頑張っていきますのでどうかよろしくお願いします。


 今回も表現について何かあれば指摘してください。

 まだまだ勉強中なので、どんどん意見を取り入れてより良い作品にしていきたいのでどんどん意見をお待ちしてます!!

 

 ブクマや評価もしていただけると励みになりますので、どうかご検討ください。

 け、決して5にしてほしいとかは言いませんが、出来れば5がいいななんて……。

 

 まぁ、純粋に評価をしていただけると僕は嬉しいです。

 それではまた次回、よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ