〔ケース5:佇んでいる(分類:恐怖体験、夢)〕
それは今住んでいる家の和室で起こりました。
和室は6畳で北側にドアと仏壇が置いてあり、東側に押入れ、南側に窓、西側にリビングへ続く襖があります。
布団はドアを開けると目の前にあります。そこで午後5時過ぎくらいでしたが昼寝をしていました。
すると声が聴こえます。それは母方の祖母の声のようです。ソレが私を起こすのです。
「起きなさい。起きなさい」
私の家に祖母がいるはずありません。寝るときには母親と妹しかいなかったですし、祖母とは一緒に住んでいません。
しかし、起きるように私を揺らします。私は薄目を開けると私の左、腰の辺りで真っ黒な物体が私の腰に手を掛けていました。
隣の部屋から漏れる光でも姿は真っ黒な塊。
私はワァーッ、と声を出して叫びました。何度も繰り返して叫びました。
すると明かりが点いて我に返りました。そこに誰もいなかったのです。
ドアから慌てて入ってきたのは妹、そして後から来た母親は少し笑っていました。
何でも隣のリビングまで聞こえる声で呻き声を出していたとのこと。
あれは一体……。でもそこに確かに居た、気がしただけなのかもしれません。
その時以来、ソレを見ていません。執筆時の2021年5月現在でも母方の祖母は元気です。
余談ですが、最近その和室でもうひとつ夢を見ました。
今は無きサティで買い物をしていると催したくなり私はトイレに向かいました。
トイレに入ると後ろから引っ張る力がありました。後ろを見ると小学生くらいの女の子が服を掴んでいました。
私とその子は驚いていました。なんでもその子は私を兄と勘違いしたようで気付いた彼女は去っていきました。
私は普段から個室派でその時も個室に入ると突然、音がして見上げると先ほどの女の子が覗いていました。
私は大声で叫びその場から立ち去ろうと便器のある後ろの壁から女の子の顔が現れ、私の首筋に噛み付いてきました。
「ウワァー、助けてくれー」
大声で助けを呼びました。そして目が覚めました。
夢でした。寝違えたのか首が痛く、それは5日ほど続きました。
リビングには母親がいましたが、笑っていました。魘されていたよ、と。
助けてくれよ。そう思いましたが、なんとも恥ずかしいお話ですね。
それにしても和室は何かあります。それでもちょっと寝るには丁度良い寝床なので良く寝ています。
また夢でも良いのでサティに行きたいです。




