タマちゃんんのトンボメガネ
タマちゃんが大きなサングラスをかけてやって来た。トンボみたい、ボクは思う。
タマちゃんは見透かしたように「複眼的思考っていうやつ!」という。
「見える、見える、ユウの心のなかの真実、嘘まで見える」タマちゃんは笑う。
ある日、ボクは稲穂の上を回るトンボを見ていた。トンボは複眼で360°見渡し、、、、
なお、なお、回る。
☆
トンボになって見えたモノ
空世辞の皮肉 無意味の意味 丸腰の防備 無力の力 無知の博識などなど、、、、
それらすべてアイロニーの館にいれてみた
トンボは回りまわってデジャブとジャメヴを行ったり来たり 彼方と此方を行ったり来たり
トンボになって見えたモノ
苦痛の快楽 沈みゆく浮世 自虐の快感 無為なナマケモノ 有為なノモケマナなどなど、、、、
それらすべてパンドラの箱へいれてみた
☆
むかし、こんな詩を読んだっけ!
トンボ、トンボ、そんなに回りゃ、時の彼方まで行っちゃうよ――― 。
ガラガラポン、ガラガラポン、四次元時空までイッちゃうよ――― 。
「昨夜愛した奥さんまでも見える。見えすぎちゃって困るの」タマちゃんはTVのCMみたいに云ってのける。
そして、今は私を、、、といわんばかりにクスッと笑う。
トンボメガネをはずしたタマちゃんは、
「もう、ユウしか見えないよ」とリアルにコトバを吐く。
ボクとタマちゃんはリアルからバーチャルまでいくように、まるでいつか見たトンボの
ように。
トンボ、トンボ、そんなに回りゃ、時の彼方まで行っちゃうよ――― 。
ガラガラポン、ガラガラポン、四次元時空までイッちゃうよ――― 。




