脳内メーカー
「支店長は人の意見に対し、あれも駄目、これも駄目、みんな駄目」タマちゃんが例のごとく支店長に刃物突きつけて、「それじゃ、支店長の意見を言って下さい」と、紋を切る。ボクはリアルのなかにいた。
「イザナミとイザナギは凹と凸でまぐわう。凹は凸を浄化し、凸は凹を浄化する」タマちゃんは笑いながら言う。ボクは戸惑いながらバーチャルのなかにいた。攫われていく身体。
このギャップって? 何? リアルとバーチャル?
タマちゃんいわく、ボクの脳内は秘、秘、秘、、、秘ばかりで真ん中に悪があるらしい!
どうやら、タマちゃんが脳内メーカーアプリで、ボクを診断したらしい。
「ユウは秘密主義の悪玉だワ」タマちゃんが言う。
「秘密主義? 」
「秘密主義というのは、ある種、自意識過剰かな? 」タマちゃんが答える。
「悪玉? コレステロールか! 」
「ユウはナルシストのコレステロールや」タマちゃんが云ったとき、ボクは大きな欠伸をした。
「お尻の穴まで見えそうなぐらい大きな口! 下品やね」タマちゃんは笑う。
タマちゃんの脳内は、右左、オンオフ、イエスノー、主従、古今東西、吉凶、表裏一体と、対義語が羅列しているのかな? それらが出たり入ったり、あっ! 出入、これも対義語熟語やないか。
ボクも調べる。タマちゃんを診断、脳内メーカー、ゴー!
タマちゃんの脳内は外周は悩、悩、悩、、、、
その内っかわは金、金、金、、、、
続いてH、H、H、、、、(やっぱり)
脳の真ん中には家、家、家。
何やねん! これ、 これ、何やねん!




