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生あるモノへ  作者: 雄すけ
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どちらが本物? どちらも本物!

 タマちゃんは土足でボクの邪心へ入ってくる。ドアもノックせずに、礼儀をしらぬ奴、サディスティックな疾風! ボクのなかのマゾヒズムを目覚めさせようと、、、 

やばい、やばい、やばいでしょう。


「考えれば、考えないより正しいことが出来る」仕事中、髪をアップにまとめ上げたタマちゃんが言う。(リアルだね)。


「考えなくったって、考えたより正しいことが出来る」仕事中と真逆のタマちゃん。

仕事から解放され、髪をだらりと、感性のままふわふわとして、タマちゃんは言う。

(どちらが本物? どちらも本物! )

 

「世界は実像と虚像で成立していく。リアルとバーチャルで維持されていく。そんな気がする」と、タマちゃんは言う。

(そんなもんかね)。


「そしてその成立の仕方にもいろんな関係がある。例えばディアな関係、実像と虚像か一体感のうえで成り立っている」タマちゃんワールドだ。


「また、例えば補填の関係、鉄棒の前回りと逆上がり、実像は前回り、地上に向けてまわる。虚像は天空へまわる逆上がりだ。前回りで見えないもの、逆上がりで見ぃっけ、逆上がりで見えないもの前回りで見つける。そして、世界はひとつの円になる」タマちゃんワールド全開だ。

 

「ちっちゃい頃、青空を見たくって、一生懸命、逆上がりの練習をしたもんよ。そんな360度の実像と虚像。実像を虚像が支え、虚像を実像が裏打ちする」ボクはタマちゃんのコトバに納得する。

(ボクらは、ある種、現実と虚構のハザマみたいなところで生きているのかな)。


 気だるい昼下がり、―― このまま、このまま、このまま繋がっていたい―― と、タマちゃん。歯車がボクらを乗せて回る、回る、、、 タマちゃんは上手にバランスをとりながら回る、回る、、、


―― このまま、このまま、、、 

タマちゃん、あれは真夏のイリュージョン? ミラージ?

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