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生あるモノへ  作者: 妻戸裕次


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13/117

そうなんDEATH(です)

冬雲をかすめた光

風をゆらす


張りめぐされた蜘蛛の糸

キラリ キラキラ

さだめを告げるかのように


「ご臨終DEATH(です)」と

聞く者もいない


コロナを勢いづかせた冷気

風になるまで走り

ディスタンスさえ

置き去りにする


路傍の石のように

僕は空(す)くむ、怯む


ナマケモノのように

歩む、並ぶ


二〇二一年一月十九日の紙面

「彼の地では四十万人が、、、

此の地では二十万人が、、、 」

そう、そうDEATH(です)

そうなんDEATH(です)


非常事態DEATH(です)

緊急事態DEATH(です)

有事なんDEATH(です)


そうなんDEATH(です)

だから、だから、、、、


「累卵(るいらん)の危うき

医療の状況DEATH(です)」と

コメンテーター


危うきなんDEATH(です)

そうなんDEATH(です)


「ままならぬご時世ですが、

怖がりすぎず 油断せず」と

東京からのハガキ

ふいとありました


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