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僕は公園のベンチになって
夜露、ホトシンセシス(光合成)しながら
紅葉の色を醸し出す
彼方より受け継がれてきた自然の摂理
年の瀬の町、エネルギッシュに
こも巻きされた木々、町は怠りない
冬支度に余念がない
僕は混沌、混沌のなか見極めようと
木々に向かい≺枯葉を落とせ、落とせ……≻と
シンセシス(合成)にならぬシンセシスなら
一枚の葉片にアナリシス(分析)だ
昨日と明日、ホトシンセシスしながら
今日を渡りゆく
僕は公園のベンチの片隅で
何もかも混沌となった
そんなところに佇んで




