登場人物〜小さな村ver.〜
こちらは登場人物〜小さな村ver.〜となります。
注意!
多分にネタバレ要素が含まれていますので、本編未読の方はご注意ください!!
以下目次。
◇エミリー
◇クラウス・バートン
◇リチャード・ガントレッド
◇エミリーのお爺様
◇ダンテ・ガントレッド
◇キッド・バルナーブス
◇ムーン・マテライト
◇エミリー
未来の聖女、女
・初登場回 12話「転生者は、村へと到着する」
伝説の聖女と瓜二つの姿である緑髪の長髪をふたつに束ね、紫の瞳を輝かせる不思議な少女。
・好きなもの
面白く変わったもの全般、お爺様
・嫌いなもの
ルール
・性格
クイーンオブ・天真爛漫。
好奇心の塊であり、新しいこと・面白いことには目がないためトラブル吸引力抜群の主人公レイは目下のところ彼女の興味の対象である。
初めて会った人とも仲良くなれるコミュ力がある一方、天使のような笑顔で強烈な言葉を言い放つ冷めた一面も見られるため、彼女の本当の気持ちを推し量るのは難しい。
アルフレッド曰く「聖女らしからぬ、いい性格をしている」(最後まで皮肉たっぷり)とのこと。
・個性
その姿に相応しく、世界を救ったとされる聖女の正統な後継者。
戦闘向きではなく主に体力回復やバフ系の補助魔法が得意である。
未来の聖女として扱われることに辟易していていたため特訓はしておらず、彼女の保護者でもあるお爺様の助言通り可能な限りの自由を横臥していたようだが…。
また生まれは王都とされているが、彼女の両親・村へ引っ越してきた経緯などの詳細は王都特級秘密事項として謎に包まれている。
・能力
◯聖女の祈り
体力回復、身体強化などのバフを全てこなすチート魔法。
魔力に関してはどこからか恩恵を受けているのか不明だが、枯渇することはない。
◯霧払い
周囲一帯を浄化と称して自身の聖なる魔力を撒き散らし、他人の魔法を打ち払うことができる。
魔力が枯渇しない聖女にしか出来ない離れ業。
「モブちゃんモブちゃん!今度はいつトイレに落ちてくれるの?」
「え、いや落ちる予定ないんだけど…」
「えー…?」
「え?え?」
「…エミリー残念。モブちゃんとっても面白かったのに。」
「なるほどでは逝ってまいります!!!」
「落ちたお前を誰が助け出すと思ってんだ!?やめろ!!」
「あはは、やっぱりモブちゃん最高!」
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◇クラウス・バートン
王都騎士団団長/聖剣使い、男
・初登場回 15話「少年は……」
※名前判明回 18話「転生者は、協力者を得る」
史上最年少で聖剣に選ばれ団長の座まで上り詰めた、灰色の髪に蒼の瞳が光る超絶イケメン社畜。
・好きなもの
甘いもの全般
・嫌いなもの
魔物
・性格
仕事熱心でドがつくほど真面目な努力家。
半年程度なら寝なくとも仕事をこなせる最強の社畜。
出会った当初からアルフレッドの暴言を気にしない(気づいていないともいえる)数少ない人物だったが、その鋼すぎるメンタルのせいで若干のサイコパス気質がある。
感情を表に出すのが苦手だが、実は大の甘党でお菓子は常に自分の部屋に用意してある可愛い一面を持つ。
どんな状況でも無意識にボケてくれるステキな人。(作者的見解)
・個性
伝説の勇者リュードが所持していたとされる聖剣「エクスカリバー」に選ばれた聖剣使い。
彼が出て来れば敵なしと呼ばれるほど完璧かつ最強の強さを誇り、上級魔物からもその存在を警戒されている。
剣術においては右に出る者はおらず、何千匹の魔物が襲いかかってこようとその身一つで薙ぎ払うことができる。
・能力
◯聖剣払い
聖剣エクスカリバーに魔力を込めて一振りするだけで一掃できる化け技。
気合を入れすぎると地形まで変わってしまうため注意が必要。
◯幻影魔法
自分の魂を半分に分裂させ、情報収集や戦闘などを行うことができる魔法。
とても便利な魔法だがその分反動は大きく、使いすぎると肉体が引き裂かれるような激痛が走る。
さらに魂が剥き出しで歩き回っている状態のため、万が一怪我でもしてしまえば本体のダメージは計り知れない。
「クラウスさんのお気に入りのお菓子ってなんですか?」
「そうだな…はじめに2人に出した菓子があっただろう。あれは気に入っている。」
「あの金平糖みたいなやつですか?」
「コンペイトウ…というのは分からないが、とにかく私の故郷の特産品でな。切らさないように定期購入しているんだ。」
「意外なこだわり…!なんか素敵!!」
「あ"!?ッチ!!あんなの別に美味くもなんとも…!」
「?アルフレッドだってあの時顔を真っ赤にして食べていたじゃないか。あぁいやそうか、モブロード嬢に食べさせてもらって嬉しか」
「テメェ本当ふざけんな張り倒すぞ!」
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◇リチャード・ガントレッド
王都騎士団所属、男
・初登場回 49話「転生者は、自ら首を突っ込む」
未来の聖女護衛に王都から派遣された、顎髭のダンディズムが光る大柄マッチョおじさん。
・好きなもの
トレーニング、ガーデニング
・嫌いなもの
足が多い虫
・性格
仕事もトレーニングも妥協しないストイックさを持ちながら、強面な外見とは戦火で孤児になった子供を養子として引き取った心優しいゴリマッチョ。
クラウス団長が幼い頃から交流があり、なにかと感情が伝わりづらく誤解されやすい彼をずっと側で支え続けてきた数少ない常識人である。
恋に悩むアルフレッドの姿が可愛くて仕方なく、恋路を気にしてちょくちょく口を挟む近所のおじさん的ポジションを地味に気に入っている。
・個性
戦闘力はクラウス団長には劣るものの実力はお墨付きで、部下からの信頼も厚い。
優しすぎるが故に敵にすらトドメを刺すのを躊躇う傾向があるため、攻め込むよりも守るための戦いの方が向いている。
同じく昔から付き合いがある王都騎士団副団長からはその甘さを何度も指摘されているが、治る見込みはなさそうだ。
・能力
◯庇い立ち
保護対象を守り、敵からの攻撃を一身に引き受ける技。
魔法で防御力をさらに高めているため、死亡率が格段に下がる。
◯脛打ちは卑怯です
弱点である脛を攻撃されると涙目になり、しばらくの間動けなくなってしまう。なおその間は無言。
「よう少年!お嬢ちゃんと仲良くやってるか?」
「うるせぇよゴリラ!ほっとけ!!」
「なんだよ連れない奴だな。せっかくお前のために役立つものを持ってきたっていうのに。」
「………なんだよ。」
「よしよしほーら受け取れ!王都で大人気な本、その名も『これで貴方も恋愛上手!女子がときめく10のコt』」
「爆ぜろ!!」
「脛っ!!」
「あ、リチャードさんこんにち……なんで蹲ってるの?」
「知るかよ。気づいたらこうなってた。」
「えー痛そう…ん?アル、何か今隠さなかった?」
「………気のせいだろ。」
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◇エミリーのお爺様
未来の聖女の保護者的存在、男 ※本名不明
・初登場回 64話「未来の聖女は、番犬をからかう」
※14話「転生者は、仲良くなれるか模索する」にて名前のみ登場
細身の身体に床にまで伸びる長い白い髭が特徴的な、常時ニコニコ笑顔の不思議なお爺様。
・好きなもの
※重大なネタバレが含まれるため割愛。
・嫌いなもの
※重大なネタバレが含まれるため割愛。
・性格
どこに物をしまったか忘れてしまうなど少しうっかりとしている部分はあるものの、自身の孫娘と呼ぶエミリーを常に微笑みを浮かべながら見守っている穏やかなご老人。
エミリーと同じく好奇心が強く、深くは語らないが若い頃にはさまざまな国を訪れたこともあるようだ。
冗談を言って場を和ませる陽気さを見せる一方、自身の経験からなのか時たま諦めにも似た物事を達観している様子を見せる。
・個性
歳と細身の体型の割に身体は出来上がっており、子供一人が突進してきたぐらいでは倒れないほどの体幹を持つ。
家からほとんど出ることがないことをエミリーに不思議がられていたが、どうやらなにかしらの理由があるようで…。
※その他、重大なネタバレを含むため割愛。
・能力
※重大なネタバレを含むため割愛。
「そういえばエミリーちゃんのお爺様ってどんな人なの?」
「ん?えっとね?優しくて物知りで…それでとっても強いんだよ!!!」
「へぇ!かっこいいお爺様だね!!」
「あ"?」
「アルも気にならない?エミリーちゃんのお爺様!もしかして昔は騎士だったとか…!!」
「エミリーよく知らないけど、でもモブちゃんぐらいなら一撃で仕留められると思う!!」
「あれ?いつ私を仕留める話になったのかな?」
「はっ、ふざけんな。クソモブを倒せる程度で強いだなんて笑えるぜ。そんなのなんの証明にもならねぇぞ。なぁモブ。」
「あ、それもそうだね!ごめんねモブちゃん!引き合いに出しちゃって!」
「友人たちが容赦ない件について。」
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◇ダンテ・ガントレッド
新兵三人組、男
・初登場回 100話「転生者は、身震いする」
※名前判明回 124話「転生者たちと、小さな村の第一関門③」
焦げ茶色の髪を短く揃えた、騎士団所属の心優しい好青年。
・好きなもの
果物、ガーデニング
・嫌いなもの
戦闘、暗い場所
・性格
新兵三人組の中で最も落ち着いており、小さなことにも気がつく観察眼の持ち主。
柔和な顔つきから子供たちに好かれやすく、また面倒も見られるお兄さん的存在のため実は幼い女の子たちからの評価は高い。(ただし同年代の女子とは上手く喋れない草食系男子)
魔物との戦いに巻き込まれて実の両親を亡くしたことが原因なのかネガティブに物事を考えやすい傾向があるが、平和的解決をなによりも好む。
・個性
騎士団試験に受かったばかりで、小さな村に派遣された新兵。
幼い頃故郷で魔物との戦いに巻き込まれて両親を亡くし、途方に暮れていたところをリチャード・ガントレッドに救われた過去を持つ。
それ以降彼の養子として共に過ごしてきたのだが、騎士団では上司と部下の関係を保つためあまり会話をする機会がなく、そのせいで二人の親子事実を知る者はあまりいない。
剣術・魔法の扱いともに平均的だが、その場その場における判断力が評価されている。
・能力
◯新兵の団結力
新兵三人組であるキッド・バルナーブス、ムーン・マテライトと同じ戦場にいると戦闘力・行動力が上がる。
◯凡人なりの嗅覚
その場の音や雰囲気などの僅かな違いに気がつき、本質を見抜く力。
経験が浅いため感覚的にしか分からない。
「あ!ダンテお兄さーん!なんつって!」
「あはは、可愛い妹よー!なんつってね。」
「っはぁー!一緒にいてもいい意味で緊張しないこの感じ、堪りませんね!!超人ばっかりなんですもんこの村!どうなってるんですか本当!」
「そうだね。隊長を筆頭に人間辞めてる級がわんさかいるものなぁ。」
「そうですね。ちょうどあそこにもいますねー……。」
「あ"?なに二人してこっち見てやがるんだふざけんじゃねぇぞ雑魚兵燃やしてやろうか!!」
「ぐすっ、そして燃やされるのは俺だけ………と。」
「もうアル!!せっかくの友達を泣かしちゃダメでしょう!謝りなさい!!」
「………ッチ、おいテメェ。ちょっとモブが懐いてるからって次調子に乗ったらその首ないと思えよ。」
「よし!!」
「待って今のどこが謝罪だったの。」
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◇キッド・バルナーブス
新兵三人組、男
・初登場回 100話「転生者は、身震いする」
※名前判明回 124話「転生者たちと、小さな村の第一関門③」
茶色の髪に白い手拭いを当てた、騎士団所属の脳筋青年。
・好きなもの
武器、肉料理
・嫌いなもの
野菜、幽霊
・性格
新兵三人組の中で最も明るく、おちゃらけた性格。
騎士に有るまじき適当さが随所に目立ち、訓練兵時代から教官・小隊長に怒られることが常であるが、誰からも愛されているムードメーカー的存在。
ザ・脳筋のため魔法は根本的に向いていないが、その分最前線で戦えるよう日々地道な特訓を怠らない努力家でもある。
・個性
出身は王都で、騎士団試験に受かったばかりのとある武器商人の一人息子。
幼い頃から武器の手入れをしていたため人並み以上に手慣れており、新兵ながらにして刀から槍、爆薬まで幅広い武器種類を使用することができる。
一方頭を使う魔法はからきし苦手分野のようで、園児程度の下位魔法しか扱うことが出来ない。
・能力
◯ 新兵の団結力
新兵三人組であるダンテ・ガントレッド、ムーン・マテライトと同じ戦場にいると戦闘力・行動力が上がる。
◯凡人なりの武器整備
所有武器を手入れして切れ味・耐久度をともに一段階上げることができる。
ただしあくまで一般的な武器のみで聖剣など特定の伝説武器の手入れは不可能。
「お!レイちゃんにアルフレッドー!」
「あ?」
「キッドさんこんにちは!こんなところで何してるんですか?」
「ふふん、よくぞ聞いてくれました!!俺はたった今相棒であるトーコチャンの身だしなみを整えてやってたところよ!!」
「はぁ?トーコチャン?」
「一体どこにそんな人が?」
「おいおいその目は節穴ですかお二人とも!目の前にいるだろ?きらりと光る可憐な俺の彼女がここに!」
「………あぁ、剣か。」
「………うん、剣だね。」
「な、なんだよその可哀想なものを見る目は!!しょうがないじゃん!?俺はお前らと違って素敵な幼馴染なんていないんだチクショーーー!!!」
((サッと視線を逸らしたレイとアルフレッドは、無言でその場を去った。
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◇ムーン・マテライト
新兵三人組、男
・初登場回 100話「転生者は、身震いする」
※名前判明回 124話「転生者たちと、小さな村の第一関門③」
黒い艶のある髪が映える、騎士団所属の色白真顔青年。
・好きなもの
魔法、雲
・嫌いなもの
こってりしたもの、重労働
・性格
新兵三人組の中で最も変わり者で、表情には出さないが自分に正直すぎる素直な性格。
仲間思いで相手を気遣う一面も見られるが、気を許した相手にはSっ気が強く真顔で揶揄うこともしばしば。
重労働・残業は出来るだけ避けたいようで、指名されたとしてもどうにかして上手くサボれはしないかと策を巡らせている。
・個性
北の冬国出身で、騎士団試験に受かったばかりのとある科学者の子供。
魔法についての学があり、騎士団の中でも結界の補強や状態強化などの後方支援を得意としている。
剣術は騎士団合格ラインに到達してはいるが、魔法を使った方がなにかと早いためあまり披露する機会はない。
・能力
◯ 新兵の団結力
新兵三人組であるダンテ・ガントレッド、キッド・バルナーブスと同じ戦場にいると戦闘力・行動力が上がる。
◯凡人なりの後方支援
一定の間隔で対象の防御力・行動力・攻撃力のいずれかを上昇させる。
後方支援の能力のため、自分自身には強化魔法はかけられないので注意が必要。
「あ、ムーンさん。そんな高いところでなにしてるんですか?」
「雲を眺めてるだけだけど、結構楽しい。」
「あはは、素敵ですね。よければ私も一緒に雲を眺めてもいいですか?」
「あぁいいよ。登れるか?」
「……………………おい。」
「どうしたんだアルフレッド。お前は自分で登れるだろ。まさか手伝ってほしいとか言わないよな。」
「さっきお前の仲間二人が箒を持って探してたぞ。血眼で。」
「……………………。」
「…………………。」
「……………なるほど、じゃあジュース奢るから俺のことは黙っててくれ。」
「一体なにしたんですかムーンさん!?」
ご覧いただきありがとうございます^_^
今後とも「ツンギレ」をよろしくお願いします!