登場人物〜主人公の親族ver.〜
こちらは登場人物〜主人公の親族ver.〜となります。
注意!
多分にネタバレ要素が含まれていますので、本編未読の方はご注意ください!!
以下目次。
◇エマ・モブロード
◇エドワード・モブロード
◇アルのおじいさん
◇アイリーン・フォスフォール
◇シラタマ(白玉)
◇エマ・モブロード
主人公の母、女
・初登場回 2話「転生者は、両親を泣かす」
病に伏しているため肌は絹のように白く儚げで、ひとつに束ねた黒く艶やかな髪が特徴的な細身の母。
・好きなもの
王都の人気雑誌(イケメン特集があればなお良し)
・嫌いなもの
闘技場
・性格
いつも穏やかな微笑みを浮かべ、聖母のような優しさを持つ女性。
病に伏していることから娘との時間があまり取れないことを気に病んでおり、主人公レイに対してはかなり甘い。
ただし逆鱗に触れるとニコニコ笑顔で拳が飛んでくるので、絶対に怒らせてはいけない。
家族を心の底から愛しており、悔いが残らないよう限られた平和な日々を大切に過ごしている。
・個性
身体の自由が徐々に奪われていき、最終的には石のように固まって死亡してしまう不治の病「石病」を発症。
病状の経過は緩やかではあるが、レイを産んだことで身体に負荷がかかり余命は数年と診断されている。
結婚する前は王都で暮らしていたようだが、何をしていたかは頑なに語ろうとはしない。
・能力
◯怒りの鉄槌
腹に強烈な一撃を叩き込む技。
全盛期(?)ほどではないにしろ、成人男性を一撃で沈める威力は健在。
◯愛の首絞め
夫であるエドワードが娘レイを溺愛するあまり暴走した際に使用する体術。
死なない絶妙なラインで力を込めて、意識だけを刈り取る恐ろしい技。
「お母さんただいまー。」
「おかえりなさい。あらアルくんもいらっしゃい。」
「……っす。」
「ちょうど良かった。今日たくさんご飯を作ったの。よかったら食べていかない?」
「さっすがお母さん。アル、食べていきなよ。美味しいよ?」
「……じゃあ遠慮なく。」
「ふふ、よかった。早速準備するわね。それまで2人で仲良く待っててね。」
「なかっ………!?」
「はーい。んーじゃあ、手始めにとりあえず手でも繋ぐ?」
「なんでそうなる!!!」
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◇エドワード・モブロード
主人公の父、男
・初登場回 2話「転生者は、両親を泣かす」
超平均的身長体重座高の、モブの名をほしいままにする黒髪ダークブラウンの父親。
・好きなもの
妻のエマ、娘のレイが関係したもの全て
・嫌いなもの
妻のエマ、娘のレイにちょっかいを出す男
・性格
もともとは控えめな性格だったのだが、将来妻となるエマに一目惚れしてから内なるハイテンションが開花。
捨て身のアタックの末結ばれたが、その後も病に伏している妻と可愛い娘に悲しい思いをさせないよう全力で愛でているうちにハイテンションが板についてしまった。
当人は妻も娘も笑ってくれるので今の自分を気に入っているが、愛がいきすぎて暴走してしまうことがたまにキズ。
・個性
モブと侮ることなかれ、実は特定の条件を満たした者しか務まらない妖精を飼育・保護を目的とした妖精牧場の経営者である。
条件は妖精に気に入られることであるが、先祖代々妖精牧場を経営しているため何故気に入られているのかは本人にも分かっていない。
独身時代は村で妖精の粉を生成し、王都まで売りに出稼ぎしたりしていた。
・能力
◯妖精の加護
妖精に気に入られた者が受けることができる加護。
これで妖精に悪戯されたとしても、ある程度の身の安全は保証される優れもの。
◯黒焦げのエドワード
よく悪戯で妖精に丸焦げにされることが多く、その反動で炎耐性だけやたら鍛えられた。……ただそれだけ。
「やぁ僕の天使!!風の噂で最近ずっとその男友達と一緒にいるって聞いたんだけど違うよね!!!そんなわけないよね!」
「ずっと一緒って…そんなにいうほどかな?」
「あ?あー…毎日朝お前を迎えに行って暗くなる前には帰して…となると、側から見りゃそうなんじゃねぇの。」
「えー全然物足りないのに。でもそっか、楽しいとあっという間って本当なんだね。」
「なっ!?なななななに言って!?」
「あはは、アルは楽しくないの?なんつって。」
「……………そうじゃなかったら迎えにいかねぇよ。」
「うわっえ!?デレた!?ちょちょ!!お父さんカメラどこ!?カメラ!」
「え!?なに!?ねぇなんなの!?なんなのこの雰囲気!!ダディ心外なんですけど!!許すまじその距離感!!」
「海老反りしてないでカメラはどこ!?」
「そっくりだなお前ら。」
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◇アルのおじいさん
幼馴染の祖父、男 ※本名不明
・初登場回 5話「転生者は、ついに遭遇する」
頬は痩けているが優しい笑顔がトレードマークの、清潔感溢れる白髪混じりな素敵なおじ様。
・好きなもの
可愛い女の子、孫のご飯
・嫌いなもの
箪笥の角、魔法
・性格
孫のアルフレッドにいくら暴言を吐かれようと受け流すことができる、とっても陽気なおじさん。
女性に優しくがモットーで、年齢関係なく平等に接してくれるその気さくさから若い頃は結構モテたらしい。
性格上素直になれないアルフレッドを揶揄うものの、彼の幸せを誰よりも願っている。
・個性
昔から魔法の扱いには長けていたようで、遠く離れた場所から家を飛び出していったアルフレッドの母親の魔力を感知して王都で隠れ住んでいた2人の居場所を突き止めた過去がある。
魔法には詳しい彼だが乱用は嫌い、できる限り魔法を使わない生活を心がけているようだ。
また主人公レイの母親エマと同じく不治の病「石病」を患っており、彼女より病の進行が早く余命は幾ばくかしかない。
・能力
◯楽園への扉
アルフレッドとともに作り上げた秘密の隠れ家へと続く道を開く「ゲート」を出現させる魔法。
◯迫る死期
石病の影響により、長時間身体を動かしたり魔法を扱ったりすると負荷がかかり吐血し動けなくなる。
ハイグレードポーションでのみ回復可能だが、アイビスの花という特別な花を使えば進行を遅らせられる。
「おぉレイちゃん、よければこのワシとのお喋りに付き合ってくれんかの?」
「もちろんです。でも…体調は大丈夫ですか?」
「なに、この程度大したことないわい!!ワシはひ孫を抱くまで死なんと決めているのじゃ!!」
「あはは、流石おじいさん。なら心配ないですね。」
「そうじゃろ?……してレイちゃん、アルとはどこまで…はっ!この気配は!!」
「よぉ…随分楽しそうだなクソジジイ……!!」
「ア、アルフレッド!?買い物に行かせたはずなのに何故…!!?」
「妙にソワソワして何かと思えば、モブにちょっかい出してやがるとはな…!!迷惑かけてんじゃねぇよ!!」
「えーワシって迷惑?」
「いいえ?おじいさんとのおしゃべり楽しいです。」
「お前はなんでジジイ側についてんだよ!!そしてジジイ!!勝ち誇った顔してこっち見んな!!」
「構ってもらえないからってワシに当たるのはお門違いじゃよ?」
「……燃やす!!!!」
「避ける!!!」
「仲良しだなー。」
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◇アイリーン・フォスフォール
幼馴染の母親 女(故人)
・初登場回 31話「転生者は、魔女と過ごす〜5日目②〜」
※名前判明回 105話「白蛇は、幸せを運ぶ」
たった1人の息子を守り切った、焦茶の長髪と瞳が特徴的な幼馴染の母。
・好きなもの
アイビスの花(赤)
・嫌いなもの
※重大なネタバレを含むため割愛
・性格
晩年の頃には落ち着いた口調で話す穏やかな母親であったが、昔から感情が昂るとツンギレのアルフレッドでさえたじろぐほどの口の悪さと彼女の父親でさえ予測できないほどの行動力を持つ強い女性であった。
そんな彼女だったが夫との惚気話をしては赤面するなど乙女的な一面も持ち合わせていたようで、アルフレッドは耳にタコができるほど聞かされた。
・個性
※重大なネタバレを含むため割愛
・能力
◯偉大なる母の愛
※重大なネタバレを含むため割愛
「アルのお母さんってどんな人だったの?」
「キレると手がつけられない鬼。」
「へぇそうなんだ、お会いしてみたかったな。」
「は?今のを聞いてよく会いたくなったな。」
「だってアルが気兼ねなく言える人なんだから、いい人に決まってるもの。そうでしょう?」
「…………あぁ、母さんもお前を気に入っただろうな。」
「そうかな?」
「絶対に、な。」
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◇シラタマ(白玉)
アルフレッドのペット(?)・眷属 オス
・初登場回 48話「転生者は、襲撃から逃れたい」
※命名回 54話「転生者は、破顔する」
白い鱗に赤い瞳が可愛らしい、実質無害な大蛇の魔物。
・好きなもの
主人の料理、貢物、強い奴
・嫌いなもの
人間、弱い奴(レイ以外)
・性格
語尾に「〜っす」とつける、典型的な後輩ポジションの構ってちゃん。
魔物らしい残虐的な一面は健在だが、アルフレッドに遣えるようになってからは比較的真面目に、そして冷静に物事を考えられるように進化した。(だがしかし、残念ながら馬鹿の部類に入る。)
旦那と慕うアルフレッドとその旦那が好むレイ以外の人間はどうなってもいいと思っている節があるものの、人を傷つけるなというアルフレッドの命令を忠実に守っている。
・個性
戦闘能力は非常に高く、王都騎士団の隊長クラスまでであればたった1匹で押さえ込むことが出来る。
また彼の魔物としての特性からどんな対象にも化けることができる特技を持つため、一応は潜入捜査を行うことも可能。(向いているとは言っていない。)
瓜二つに化けることが出来るため、見破ることができるのは以前の主人のみだと思われていたが………。
・能力
◯蛇の化かし術
見たことがある、出会ったことがある対象に化ける魔法。模写であれば完璧にこなすことが出来るが、自身オリジナルの人間・動物などに化ける場合多少色素が薄くなる。
◯蛇の痺れ毒
無色無臭な毒を口からスプレー状に吐き散らし、周囲の敵を一定時間動けなくさせる。
耐性の低い者は液体が掛かるだけで溶けてしまうこともあるため注意が必要。
「「どっちが私/ネェさんでしょう!?」」
(((スッと卵焼きを出すアル。
「じゅるっ。」
「右。」
「な、なんで分かったっすか!?」
「見かけは瓜二つでも食欲までは真似できねぇだろ。…ま、それだけじゃねぇけど。」
「どういう…?っあ!!ネェさんヨダレ!!ヨダレ出てるっす!!」
「し、しまった!つい!!くっ、おのれ!」
「おのれじゃねぇよ。そういうところだよ。」
ご覧いただきありがとうございます^_^
本編「ツンギレ幼馴染は勇者か魔王か」を今後ともよろしくお願いいたします。