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邪眼に優しいメガネ屋さん  作者: かいみん珈琲
1/4

1/邪眼  

中二病満載です。


テーマは『中二病』と『大人の優しさ』です。


学生の時に感じていた事。

大人になってわかった、見守る事。


楽しく読んでもらえたら幸いです。


――まずは1つ、告白しておこう。

 

 オレ、芽島卯月めしまうづきは邪眼持ちである、と。


 つまり、特別な人間。

 特別な力を持った、中学生なのである。


 オレに平々凡々な生活など似合わない。

 今は仕方なく学生生活をしているが、これは仮の姿だ。


 放課後や夜には”アイツら”との戦いが待っている。

 部活や遊びなどにかまけている暇はない。


 これは孤高の戦い。

 友人など、邪魔な存在だ。

 


××××× ××××× ×××××



●学校、屋上


 今日も今日とて。

 人気の少ない放課後。

 部活も終わり、皆、制服姿で校門をくぐっていく。

 

 オレはその風景を、屋上のフェンスから眺めていた。

 普段なら、清々しさを感じるそれ。


 しかし”アイツら”と戦いが終わった直後。

 そんな精根が尽き果てた状態に感慨深さはない。

 

「今日も……無事、平和が保たれたか……」


 と、安堵が心に目一杯に広がる。

 今日も、学校の平和は保たれたのだ。


 屋上の、剥がれたタイル。 

 そこには何もない。


 倒した”アイツら”の亡骸は、すでに消えていた。

 

 よろめきながらも、制服の汚れを落とす。

 まずは邪眼を抑えるメガネを探す。


「うおッ! マジか!?」


 初手の回避で、大げさに転がった時。

 黒の太縁メガネを地面に落ちてしまった。

 

 それを拾うと、右眼に大きな亀裂が入っている事に気づく。

 右のレンズが、夕日を乱反射する。

 

 とりあえず、かけてみる。

 だが視えづらいし、邪眼が鈍く疼く。

 このままだと、邪眼が暴走しかねない。 


 疲労困憊だが、あそこへ行くしかないだろう。


「メガネ屋に……寄っていくか……」

読了ありがとうございました。


またまた短編書こうとして、長編4部になりました(汗)

でも、簡単にまとめたつもりです。


この作品を通して、懐かしさや気恥しさが伝わっていただけたら嬉しいです。

もし感慨深くなった方や面白いと思った方。


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