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☆ オラァ!第3話 初回

(はぁ〜何処かに手頃なエモノいねぇかなぁ〜

昨日はあんなに早く見つかったっていうのによぉ…でも気長に待つしかねぇよなぁ〜

ツノが生えた豚は石投げたら倒せたから次もどーせ楽勝だろ!)


呑気なことを考えながら俺は探索は続けた


タッタッ…




ピロン!

(ん?なんだ?)

〈ランニングクリアー!体力が15upしました!〉


(あぁ〜そういえば体が随分楽になったきがするなぁ!)


もっとあるk『ギャィィィィイン!』


突然、耳をつんざくような不快な金切り音が鳴り響く

あまりの煩さに咄嗟に耳を塞いだ。



ドシン…

(ん?)


ドシン!

(んんん??)


ドン!ドン!ドン!!


(めっちゃデケェ足音がどんどん近づいてくる…!?)


俺はゆっくりと前を向いた…

向かってくるのは大きな岩…

(って岩!? なんでじゃ!!)


だが更に観察してみるとその岩には頭や足があった。


(四足歩行で頭はアルマジロ…?

え、じゃぁあれ「めちゃデカアルマジロ」ってことか!?)


そこで俺は考えた…あの『アルマジロが原因で他の生物がいないのではないか』と。


ドシン!

だが悠長に考えてる暇はない

とにかく走って逃げなければ!


ドン!ドン!ドン!


走っても走っても足音は近づいてくるばかり


ハァハァ…ハァ…


(体がデケェから一歩一歩が大きい…!!くそっ!もう体力が…!限界だッ!)


揺らぐ視界…思い通りに動かない足…

だが、俺は気づいた。前方の岩にある空間に!


(あれは…?ほら穴がある!?

あの距離なら…いける!ギリギリ逃げきれる!!)


ハァハァ…!


急げ…!急げ…!

ドンドン!!


ブチブチッ!筋肉が千切れる嫌な音

だが今、足を止めるわけにはいかない!!

ハァハァ!


ドンドンッ!!

あと10歩

    9歩

      7歩

        6歩

          5歩

これなら逃げきれ…っ

『キィィィィイイン!!』


またもや不快な高音!


(!?またあの音か!

でもこの距離なら…!!)

4歩

   3歩

      2歩

い…け…る!!


1ッッッ!!





その瞬間下半身に激痛が走る








ブチ


ブチ


ブチ

ブチ


そして体の内部から潰れていき


ボキ

ゴキ


バキ


ボキ!!


俺の意識はき…え…






384 の ダメージ モヒ は しんで しまった 。














ピロン!

EXスキル《ループ》が発動しました。

ステータスが一定を超えていたので進化します。

進化候補が3つ…


ゴブリンエリート


ゴブリンメイジ


モヒカンゴブリン(new!)



進化開始…


ピロン!

種族ゴブリンエリートに決定










〈8月1日〉


何か悪い夢を見ていたような…

俺はアルマジロから逃げていた…

そして俺は…おれは……



(はっ!)


はぁはぁ…

爆発しそうな心臓

ぐっしょり濡れた体…


(俺…死んだのか…!?間に合わなくて…アルマジロに轢かれてグチャグチャに…)

ヘルプ…


〈ピロン!ステータスを表示します。〉

モヒ カンタロウ(喪飛 貫太郎)

種族ゴブリンエリート

全ステータスが30を超えているゴブリン。一般人では危険な個体。

経験値15

HP20/20

筋力37

体力40


スキル

〈悪臭1〉 〈悪運2〉 〈戦闘本能1〉 〈戦闘技能1〉 〈頑丈1〉


EXスキル

《トレーニング》

敵性個体討伐0/5 全ステータス15up

筋力トレーニング0/2000回 筋力20up

ランニング0/80000m 体力20up


《ループ》

敵に倒された場合ステータスを下げずに復活

ステータスが一定を超えていた場合進化。死んだ前日に戻る

ただし勇者の攻撃を受けた場合は復活できない

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


そこで俺はハッと気づいた。


(死んだ前日に戻る…か。だとしたら、あのめちゃデカアルマジロが現れる前ってことなんだな…)


無理やり自分を納得させた


(よし、今日のうちに敵を倒しておいかなきゃ明日はまた死ぬ。)


俺は決心した。

「もう、アルマジロに殺されるものか」


(…そうと決まればテンションを上げていくぜ!


ヒャッホーウ!!)





スタスタスタ…

景色を思い出しながら俺は歩く

そして

(…よし、ここら辺だな)


「kiyagare!!butayarou!!(きやがれ!豚野郎!!)」


間抜けな豚に挑発をする


「ブッ?ブビィ〜〜!!」

怒り狂った豚はこちらに向かってもう突進!!

ドドドド!!


グッ


(おぉ…せいッ!!)


ブンッ


「!?ブビィ!」

豚は驚いた巨大な石がこちらに向かって飛んできたのだ!!


ド ッ ッ ! !


バタン…

ビクッ……ビク…


豚が痙攣して動かなくなったことを確認したので


(まずは一体目!とりあえず食うか!)


ガブッ!ゴリッ!ボキ!



あっと言う間に豚は肩の部分を残してなくなった。


(ふぅ!お腹いっぱいだぜ!)


そして俺は考えた作戦を実行に移す。


豚の肩の肉を木にぶら下げて

そのまま放置。


(そして俺はどっかに隠れておいて…)



・・・



スタスタスタ…

「アレェ?コンナトコロニニクガアルゼェ!」


「ウヘッ!オレラデクッチマウカ!」


前方からの声を聞き、俺はガッツポーズした!


(くくく…のこのことやってきたお馬鹿がいるぜ…)


だがよくみるとそれらは自分と同種のゴブリンではないか

これは倒していいのか少し迷う…


(まぁとりあえず話しかけてみるか…)


静かに近づいて話しかける

「おまえら、オレのエモノになにしてる?」


・・・


((((;゜Д゜)))))))((((;゜Д゜)))))))

「「エ、ダレデスカ」」


お前らなんだその顔は…

かんそう を おくれ

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