俺がアレになった理由。それと、先に言っておくが俺はシスコンではない。
最新話投稿!
本日は主人公の家族の紹介話です!
「I'm a perfect human. I'm a perfect human.」
帰宅途中、メールの着信があった。
なお、上のは着信音だが気にしないでほしい。
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差出人:音田 夜
宛先:音田 皇子
件名『勝ってきて』
ギニュー×2
ごはん
卵(←セル)×2
よろしくー
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「いや、これは無理だろ」
てか、セル、卵になったの?
異世界転生したら卵になるとかそんな感じか?
救えないな!
いや、卵は箸ですくえるけど!
「まあ、こんな所だろ」
要約
件名『買ってきて』
牛乳×2
お米
卵(セール中のやつ)×2
音田 夜 とは俺の妹である。
外見は、髪はショート、身長は150後半。
高校一年生。高校は俺と同じである。
どこかの嫁になるといけないので、これ位にしとこう。
アニメ、ラノベ、マンガなどは俺の隣でよく見ていたため、知識は結構ある。
ただ、大半は有名どころであるが。
とりあえず、了解とだけ打っておく。
さて、ついでに何を買ったらあいつは喜ぶかなー。
「I'm a perfect human.」
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差出人:音田 夜
宛先:音田 皇子
件名『追加』
これも買ってきて!
ポッキー
世界平和
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図ったかのような内容だな!?
そして、世界平和がお金で買えたらいいのにね。
夜よ、世界平和はお金では買えないんだよ・・・。
「I'm a perfe」
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差出人:音田 夜
宛先:音田 皇子
[件名]知ってる
そんなことより早く買ってきて。
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「ねえ、ほんとになんなの!?この世界では人の心読むのが常識だったりするの!?」
ところで、ツッコミ役はラノベやアニメやマンガの様に溢れていると思うか?
それは、否、だ。
自分の周りを考えてみたら分かると思うが、まあ、そうそういない。
さて、そこで何故俺はツッコミ役なのか。
その理由を今から語ることにしよう。
俺は、一つ深呼吸をして、玄関をくぐる。
「帰ったよー」
「あなた!ご飯にする?ご飯にする?それとも、ご・は・ん?」
「選択肢の意味をなしてないよ!?それに俺だおれ!」
「あらやだ、オレオレ詐欺かしら?」
「目の前にいるよね!?」
そう、俺の母はボケが好きなのである。
吉○新喜劇とか、マツ○の知らない世界とかのネタを引っ張ってくる、家庭系ボケなのだ。
まさかの、怜花さんとキャラ被りである。
はっきり言ってそれは作品的に大丈夫なのか。
そんなことはどうでもいい。
問題なのは、何故俺が家でも学校でもボケに対応しなければいけないのか、である。
(ちなみに余談だが、誰かが対応を頼んだ訳ではない)
さらにだ。
「帰ったぞー!」
「あなた!ご飯にする?ご飯にする?それとも、ご・は・ん?」
「選択肢の意味をなしてないぞ!?」
「あらあら、コジンと同じこと言ってるわ。」
「妻よ。私達の息子はコウジだ!故人って、勝手に殺すなよ・・・」
そう、父はツッコミ役なのである。
毎日、この母のボケと父のツッコミは行われる。
流石にそういう環境に置かれたら、ツッコミ体質になるのも当たり前だろう。
「おかーさーん。はやくご飯食べよ?」
ちなみに、我が妹の夜はあまり影響をされなかった。
基本喋るときは、女子高生だなぁって感じで、オシャレとかもある程度はする。
しかし、オタクへの理解も充分にあるので、まぁ、なんとも顔が広い素晴らしい御方である。
俺が他人なら確実に惚れているが、残念ながら妹なので毎日家で愛でることしか出来ない。兄で良かった。
ただ、何故か相手が目の前にいない時の対話はやけにボケてくる。(メールとか電話とか)
これがただの女子高生のおふざけなのか、母の影響なのかわ分からない。
とにかく俺が言いたかったのは、妹がかわiーーーもとい俺がこの環境のせいでツッコミ役になったという事だ。
決して後付け設定ではない。
繰り返す、決して後付け設定ではない。
「もうご飯は出来てるわ!今日はハンバーグよ!」
「「いっただっきまーす!うまい!うまいけど、どう考えてもこれスパゲティだね!!」」
「あらあら、どこで作り間違えたのかしら?」
「「多分材料からじゃないかな!?」」
「お母さんは全部だと思うの」
「「自覚あるんだね!?」」
「お母さんの料理はいつもおいしーねー!」
この状況で普通に食べてる妹は優秀である。
あーーーー、疲れた・・・・。
家に~帰れば~積○ハウス~♪(←なんか疲れが癒されそうな画像)
って言うが、もはや家に帰ってもゴーストハウス並につかれるわこれ。
ある意味祓えない分、ゴーストより厄介である。
ノーマルタイプの俺ではゴーストすら効果は無いのにその上を行かれたら、もう終わりである。
また、1日が終わる。
最近は本当に色々あるが、要約すると『ツッコミ』の四文字でまとめられてしまうのが切ない。
しかし、それでもこの日々は楽しいのかもしれない。
そう思いながら、俺は睡魔のお誘いに抵抗もせずについて行った。
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「次回予告でーす」
「本日は音田家の皇子と私、夜がお送りしまーす!」
「いえーーい!!」
「ういー」
「お兄ちゃん元気ないねー?どーしたー?」
「眠い」
「ここお兄ちゃんの夢の中なのに、ここでもまだ眠いの?」
「ここそんな設定だったのか・・・。」
「まあ、とにかく!次回予告しなきゃ!」
「あ、はい。えー、次回から新編はじまります。」
「とうとう、ひたすら登場人物を紹介するだけのお話から脱却するんだね!」
「言い方・・・。まあ、そうだな、新しい編から学校生活においてのイベントなどを中心に物語が進んでいくぞー。」
「学校生活のイベント・・・。体育祭とか学園祭とかかな?」
「おー、そんな感じ」
「楽しみだねー!」
「これからもよろしくお願いしまーす」
「よろしく~!」
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皆様、ごきげんよう、中辺流音です。
今回は音田家の紹介話でしたが、
まあ、キャラが被ってますねー。
けど、大丈夫です!そこを上手いこと生かしていく予定ですから!(断言はしてない)
以下謝辞です!
ご感想、ご意見ありがとうございます!
そして、読んで下さって本当にありがとうございます!
感謝感激です!
次回から予告通り新編突入です!
これからもよろしくお願いします!