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プロローグ

「ねぇ、御影くん。今日一緒にお昼どうかな?」

「・・・え?」

4月20日の昼休み、池田葵とのファーストコンタクトがこれだった。


時は少し遡り、4月8日の入学式。

俺、御影蒼は清流高校の新入生代表の挨拶をさせられた。

当然教師には「成績優秀者に挨拶させるなんてひどいですよ!むしろ授業費カットくらいの優遇をしてもいいんじゃないですか?」と申し立てたが、「挨拶しないなら俺の科目の単位落とすから。」「喜んで承りますので単位だけは・・・」無駄だった。

そんなわけで挨拶中に7回噛んで他の生徒を笑わせたり、壇上でコケて保護者を笑わせたりした。目立ちたくないのに。


それから数日は新入生代表として多少の注目を集めたものの、1週間後には誰からも話しかけられない孤高を作り上げることに成功した。

俺は基本的に人と関わりたくない。

関わるとロクな目に合わない。

自分がこの身で体験したことだ。

あのことが今でもトラウマになっている。


それからさらに5日後、順風満帆に進んでいたはずの俺の生活が、変わった。




2話へ続く。

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