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47/62

【46】

"スイッチ"の入った銀次は、

狂戦士(バーサーカー)の職業特性、《狂人の対価》が発動した。

身体が一回り大きくなり、肌の色が銀色に変色する。

狂戦士(バーサーカー)は戦闘中には、あらゆる指示を受け付けない。

その対価として、攻撃力、防御力が大幅に増幅され、それが見た目にも現れる。


「グハハハッ!グハハハッ!グハハハッ!」


本人の意思に関係なく、血走った目で、笑いながら殺戮を繰り返す。

戦略も何もなく、ただ目に付いた者から片っ端に攻撃していく。

向かってくる敵は《☆4 百眼髑髏(ひゃくめどくろ)の棍棒》で豪快に薙ぎ払い、

恐れをなして逃げ出せば、背後から容赦なく叩き潰した。

その様はまさしく狂人であった。



対照的に桜は、必要最低限の力で敵を(ほふ)っていた。

繰り出された攻撃を紙一重でかわし、一撃で急所を突く。

辺りには、ほとんど損傷の無い死体が所狭(ところせま)しと転がっていた。

桜はそれに意識を取られないよう注意する。

やはり人の死体を見るのは抵抗があった。


ただ、桜は気付かなかったが、

ほとんどの敵を首を狙って仕留めていたため

おびただしい返り血を浴びていた。



戦い方に差はあれど、生みだされた結果に違いはない。

運良く、この明星の殺戮パーティから逃げ切ることに成功した者の恐怖の伝染力は強かった。


二人が、《鮮血姫(ブラッディ・ビューティ)》、《隻腕の狂人(ワン・アームド)》と

渾名されることになったこの戦いは、それほどまでに一方的なものだった。





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