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44/62

【43】

「何者なの?あなた達…」


潮が閉じ込められていた部屋には、潮、マコト、シリウス、そして女の指揮官がいた。


「自己紹介がまだやったな。私はソルティキャット。あんたらの"敵"じゃない、とだけ言っとくわ」


ここに至るまでに誰一人殺していないことも伝えた。


「お嬢ちゃんは?」


「…サラ。サラ・アレキサンドロ・スローンよ」


「サラ…か。可愛い名前やん。こっちはマコト」


「どうも」


軽く会釈するが、サラの顔は強張っている。


「(ビビらせ過ぎちゃったかな)」


マコトは少し後悔した。


「…そういやあんたの名前まだ聞いてなかったな」


「私めはシリウスに御座います」


シリウスは仰々しくお辞儀した。


「その"め"ってなんやの?」


潮は純粋に聞いただけだったが、シリウスからの返答は無かった。


サラはこちらを見ている。


「…知らないの?」


「ん…何をや?」


「…私のこと」


潮は他の二人を見るが、二人とも同じ顔をしている。


「なんや。お嬢ちゃん有名人かいな?」


「サラよ!その"お嬢ちゃん"って言うの止めてっ!」


「おぉ怖…。メンゴメンゴ」


「(メンゴって古すぎだろ)」


マコトは心の中でツッコんでおいた。


「で、君は何者なんだ?」


三人を代表してマコトが聞く。


「…たしのことを知らないなんて有り得るの…」


サラはぶつぶつと一人で何か言っている。


「もしかして――」




『ドゴォォォォォンッ!』




突然、砦が大きく揺れ、轟音が鳴り響いた。


「おわっ!な、なんだっ!」


部屋を出ると、大きな穴が開いていた。


「こ、攻撃されたのかっ!?」


「お二人はここにいて!」


シリウスは潮とサラを部屋に留める。


マコトとシリウスは即座に穴から外へと出る。

穴の大きさはマコトが普通に通ることが出来るサイズ。

まるで巨大な大砲でも撃たれたような跡だ。


外に出て辺りを見渡すが、それらしき物はない。


「マイラァァ!どこに――」


マコトは屋上から警戒にあたっていたマイラを呼ぼうとしたが後方に気配を感じた。

振り返るとユウゴがぽつねんと立っていた。


「ユウゴ、そこにいたのか!無事――」


事態に動揺していたマコトは、

シリウスがいるにも関わらずつい名前を呼んでしまったが

それにすら気付かないほど、さらに目に飛び込んできた光景が衝撃だった。


「おぃぃ…ユウゴ。それ誰だ…」


わかってはいたが確かめずにはいられなかった。


「…」


ユウゴの足元には、上半身を全て吹っ飛ばされたゼロスの下半身と双剣が転がっていた。


「ぁぁ…ゼロスさん。なんということだ…」


シリウスも呆然としている。


「な、何事やの?」


潮とサラが穴の中から現れた。

そこへ反対側を巡回していたRYUも駆けつけてきた。


「マコト氏っ!遅くなり申し訳ござら……」


RYUの視線がユウゴの足元にいく。


「え…。ゼロ…ス?」


そう呟くと同時、ゼロスの下半身は霧散した。


「ぁぁ…ゼロス。ゼロスゥゥ」


「誰だぁっ!こんなことしやがった奴はぁぁ!」


マコトの怒りが遠くまで響き渡った。




~ GAME OVER ~


PLAYER:ゼロス

《聖天騎士団の第一砦》:撤退


最後に立ち寄った教会まで転送されます

再開まで少々お待ち下さい







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