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【16】
「グリシャム…。MENACEに突っ込むなんて自殺行為だ……」
「バッツ、いい加減しろ!」
「……死ぬぞ?」
「それは大丈夫よ。ワタシがいるからね」
「そうですよ、バッツさん。ここにはCOS屈指のヒーラーである蘭子さんがいます」
一対三。
「おい、エルドラ!お前はどうなんだっ?!いい加減何とか言えっ!」
これまで一言も発していないエルドラが最後の頼りだ。
「……ありえない」
「なにがっ?!」
「……ここに入るなんて」
「……何故そう思うんだ?」
バッツは味方が一人いて少し落ち着いた。
「…勘」
「……グリシャム。頼む。ここはやめよう、な?」
エルドラはスルーされた。
「…もういい。お前は残れ……」
「グリシャム…」
「バッツさん。とりあえず僕達で様子を見てきますから」
「……」
「フン。今回は分け前なしよ、いい?」
「……」
「おい、エルドラ!お前はどうする?」
グリシャムはどちらでも良かったが一応聞いた。
「行かな…」
「よし、お前ら行くぞ!」
「りょーかい」




